幼保小連携園

引っ越し先の区は、子育て支援に力を入れており、子ども園や小中一貫校を設立するなど、積極的に新たな試みを行っている。
長女が転入した保育園は、もともとは幼稚園だが、おととしから保育園が開園し、こども園としてリニューアルした。保育施設と直結した文化センターも新設され、隣は系列の小学校という大変恵まれた環境で、幼保小連携園のモデル校として注目されている園だった。

開園したばかりなので、長女のいる保育園の年長クラスは9人しかいなかった。一方、幼稚園の年長クラスは30人以上。保育園クラス、幼稚園クラスとも、担任の先生は1名ずつで、補助の先生が2人。圧倒的に幼稚園児が多いため、日中は幼稚園児と保育園児をシャッフルし、それを2グループに分けて保育していた。午前中から午後2時までは幼稚園の教育時間、それ以降は保育園の保育時間となり、部屋を移動し担当の先生も変わる。
お昼ご飯は、幼稚園児はお弁当を、保育園児は給食を食べるが、それも幼稚園児と保育園児がシャッフルした状態で、グループに分かれて一緒に食べていた。
隣の小学校とも頻繁に交流を持ち、プールや芝生で小学5年生と遊んだり、学校給食を食べに行ったりと、小学校への移行をスムーズにする配慮がなされていた。

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耳かきは必要?

先日、長女が耳鼻科検診の結果を持ち帰ってきた。用紙には「耳垢が溜まっていて鼓膜が見えません。耳鼻科を受診してください」という内容が書かれていた。驚いて、早速長女の耳の穴の中を覗いてみた。我が家の耳かきは、耳かき部分がライトになっていて、耳垢が良く見える。なるほど、確かに耳垢で穴がふさがって見えない。入り口付近の耳垢をかき出すと、ごっそり大きな耳垢が出るわ出るわ。しかし、奥深くに耳の穴を完全に塞いでいる耳垢の膜だけは取れなかった。これ以上、耳かきを侵入させたら、めちゃくちゃ痛がるに決まっている。諦めて、学童帰りの夕方、長女を耳鼻科に連れていった。

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食べない子への対処法

長女が0歳で保育園に入園した頃から、「娘が食べない」ことが気がかりで仕方なかった。
入園間もない頃の保護者会で、自己紹介にもかかわらず、沈痛な面持ちで離乳食を食べないことを話してしまい、先生が対応に困っていたのを今でも覚えている。さぞ暗い印象の母親だと思われたことだろう。

食事については、進級するたび、担任の先生たちに相談してきた。それでも、保育園では食べられているようで、食事態度も成長発達にも全く問題がなかったため、家での様子を話すと驚いた様子だったが、つまりは「お母さんに甘えたいのでしょう」という意見だった。

しかし、だからといって好き勝手にさせるわけにはいかない。食事に1時間以上もかかっていては、お風呂や就寝時間がどんどん遅くなってしまう。これは深刻な問題である。

今までに保育園の先生たちからいただいた具体的なアドバイスをまとめてみた。
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食べない子

長女は食が細い。
赤ちゃん時代はおっぱい大好きで、離乳食はほとんど食べず、おっぱいだけで生きているような子だった。生後8ヶ月から保育園に入ったこともあって、私自身が長女に離乳食を作って食べさせた記憶がほとんどない。

一方、次女は食欲旺盛で、私たちが何か食べているのを察知すると、遠くで遊んでいても、いつの間にか寄ってきて「たべさせてー!!」とでも言っているかのように騒ぐ。初めてのものでも、何でも大きく口を開け、ムシャムシャと食べている。生の葉野菜まで、美味しそうにしゃぶっている。手に持っている食べ物を取り上げると、ものすごく怒る。どうやら食に対する執着が強い子のようだ。おかげで次女については食事のストレスは全くない。 “食べない子” の続きを読む

子どもからのご褒美

生活の慌ただしさと将来の不安で押しつぶされそうな中、2011が幕を開けた。
何かと暗い気持ちになりがちな日常の中、長女がさり気なく描いてくれた絵

Yummy、ありがとう。ママ、がんばるから。

同級生

夏休みに実家へ帰省していたとき、妹と、妹の友達が子どもを連れて泊まりにきた。1歳4ヶ月のこっちゃんは、表情豊かでとっても可愛い女の子だ。スタスタ歩くし、片言の言葉も発する。興味のあるものを見つけて「あ!」と人差し指を指す姿が、なんとも微笑ましい。
こっちゃんは、すっかりYummyになついて一緒に遊んでいた。Sunnyが大きくなったら、こんな風に姉妹で遊ぶのかしらね。
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カブトムシがやってきた!

7/26 (月)

Yummy がいとこと祖父母と行ったバスツアーで、カブトムシのつがいを捕ってきた。カブトムシの捕獲イベントがあることは知っていたので、持ち帰ってくることは覚悟していたが、さらさら飼う気はなく、「保育園にあげようね」と Yummy と事前に話していた。

カブトムシ

帰宅途中の車内で、「明日、保育園に持っていこうね」と言うと、Yummy は虫かごを抱えてキッパリ言った。

「おうちで飼う!なんで保育園にあげるなんて言うのよ!」

えーーーーマジですか、それ。話が違うじゃないのよぉ。。。

家で飼いたいという子どもの気持ちを無視するわけにもいかず、ひとまず家で飼ってみる事にした。生き物を飼うことで、何かを学ぶかもしれないしね。

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4歳児の自立 〜その後〜

「Fさんちの子になる」宣言から数日が経った週明けの月曜日。娘の保育参観のため、3人で一緒に家を出た。娘は私が一緒に登園するのが嬉しいらしく、朝の仕度も張り切ってサッサと自分で済ませていた。

歩きながら、主人に今後Fさんからの誘いを断るべきか相談したが、「…分からない。そもそも4歳でけじめをつけろと言うのが無理なのかもしれないし。」と言う。「行かないように」と言うかと思ったのに、意外な返事だった。結論の出ないまま駅で主人と別れ、私と娘は保育園へ向かった。

保育参観から帰宅して間もなく、Fさんから食事のお誘いメールが来た。私はFさんに電話をした。娘が本気でFさんの家の子になりたいと言っていること、伺ってしまうと前回のようにご迷惑になるといけないので、どうしたらよいか率直に聞いてみた。
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