幼保小連携園

引っ越し先の区は、子育て支援に力を入れており、子ども園や小中一貫校を設立するなど、積極的に新たな試みを行っている。
長女が転入した保育園は、もともとは幼稚園だが、おととしから保育園が開園し、こども園としてリニューアルした。保育施設と直結した文化センターも新設され、隣は系列の小学校という大変恵まれた環境で、幼保小連携園のモデル校として注目されている園だった。

開園したばかりなので、長女のいる保育園の年長クラスは9人しかいなかった。一方、幼稚園の年長クラスは30人以上。保育園クラス、幼稚園クラスとも、担任の先生は1名ずつで、補助の先生が2人。圧倒的に幼稚園児が多いため、日中は幼稚園児と保育園児をシャッフルし、それを2グループに分けて保育していた。午前中から午後2時までは幼稚園の教育時間、それ以降は保育園の保育時間となり、部屋を移動し担当の先生も変わる。
お昼ご飯は、幼稚園児はお弁当を、保育園児は給食を食べるが、それも幼稚園児と保育園児がシャッフルした状態で、グループに分かれて一緒に食べていた。
隣の小学校とも頻繁に交流を持ち、プールや芝生で小学5年生と遊んだり、学校給食を食べに行ったりと、小学校への移行をスムーズにする配慮がなされていた。

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3月生まれの認可保育園入園

以前住んでいた新宿区は、保育園の待機児童が500人を越えている時期があった。そんな入園激戦区で、私も3月生まれの次女を何とか保育園に入れてもらいたくて申請書類を出し、空きを待っていた。3月生まれの子は、0歳4月には入園できないので、(生後2ヶ月からが一般的)この時点で認可保育園入園の道は、他の月齢の子に比べてハードルが高くなる。1歳クラスは途中入園が難しく、2名程度の募集しかしないからだ。

長女が通っている保育園には、途中入園枠があり、詳細は6月中旬頃発表された。抽選で当たれば、9月から入園できる可能性があった。しかし私は、この制度をよく知らず、早く仕事復帰して働いていることをアピールすれば入りやすくなるんじゃないかと思い込み、さらに土曜日に長女を預けて仕事をしたいという理由で復職届けを5月に出してしまった。これが失敗だった。復職している=子どもを預けられなくても仕事ができる、という解釈で、逆に途中入園の申し込みが出来ないという事態に陥った。よく調べなかった自分が悪いので、仕方なく途中入園枠はあきらめ、母が子守りに来られる日と、それ以外は区の児童センターの一時保育を利用し、できる範囲で細々と仕事をした。

ちなみに、一時保育で一日に預けられるのは最長4時間で¥3,050。しかし、一時保育は入園審査の対象外。加点対象となるのは、認証保育園やベビーシッターなどに定期的に預けている場合のみだった。

もちろん、認証保育園にも入園希望を出していたが、年度途中はどこも空かなかった。「現在90人待ちです」なんて当たり前。保育ママさんも空きがない。ベビーシッターは高すぎて踏み切れない。私の収入がすべて保育料で消えてしまうというのは、現実的ではなかった。八方塞がりの中、『それでもあなたは働きますか?』と、決意を問われているような心境だった。

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耳かきは必要?

先日、長女が耳鼻科検診の結果を持ち帰ってきた。用紙には「耳垢が溜まっていて鼓膜が見えません。耳鼻科を受診してください」という内容が書かれていた。驚いて、早速長女の耳の穴の中を覗いてみた。我が家の耳かきは、耳かき部分がライトになっていて、耳垢が良く見える。なるほど、確かに耳垢で穴がふさがって見えない。入り口付近の耳垢をかき出すと、ごっそり大きな耳垢が出るわ出るわ。しかし、奥深くに耳の穴を完全に塞いでいる耳垢の膜だけは取れなかった。これ以上、耳かきを侵入させたら、めちゃくちゃ痛がるに決まっている。諦めて、学童帰りの夕方、長女を耳鼻科に連れていった。

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