いよいよ約束の日が来た。
朝からそわそわして落ち着かない私をよそに、娘はいつもと変わらない様子で無邪気におっぱいを飲んでいる。
「沢山飲ませておかなければ。。。お腹が空いたらかわいそうだ。」
その一心で、出かけるぎりぎりまで、何度も乳を含ませた。
預け時間は3時間の予定。
オムツやおしりナップ、着替え、タオル、哺乳瓶、スプーン、おもちゃ等をバッグに詰め込み、何度も忘れ物がないかをチェックした。
「これから提供会員さんのお宅へ行くよ。いっぱい遊んでもらいな。いい子にしててね。」
ベビーカーを押しながら、娘にずっと話しかけていた。
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