先日、長女が小学校を卒業した。
この6年間で、肉体的にも大きく立派に成長しただけでなく、性格も図太くズケズケと物を言い、人間関係のわずらわしさをうまくかわせる処世術を身に着けるまでに成長した。
プライドが高く、人より劣っていることが嫌いなので、良い成績を取りたい、取らなきゃと本気で思うらしく、勉強も自分からやる。
家では次女のわがままのせいで我慢を強いられる場面が多く、その恨みもあってか次女に対してとても厳しい。「そんな点数、お姉ちゃんは取ったことがない。」とか、「お前はバカだ」「のろい」とか、しょっちゅう罵っている。
その影響か、近頃の次女は「わたし、バカだからね」と自分で普通に言うようになってしまった。親が「そんなことない!」と全力で否定しても、姉の影響力は大きく、次女は無意識のうちに自分を卑下する癖がついてしまっている。これではいけない。
先日、卒業式と終業式を終えて、二人は通知表を持ち帰ってきた。
資料の整理ついでにふと「長女の2年生の頃の成績は、次女と比べて実際どうだったのだろう」と思い立ち、長女の6年間の通知表を振り返ってみることにした。