7月18日午後8時。心配そうな母と夫に見守られながら、私は分娩室への扉をくぐった。
通された部屋は17日に入院が決まって最初に泊まった小さな分娩室だった。
青白いタイルの壁に囲まれたこじんまりした空間に、無機質な医療器具が並んでいる。いよいよ本番といった緊張感をかきたてるにはうってつけの部屋だ。
壁には、産み落とされた瞬間の赤ちゃんのパネル写真が飾ってある。羊水でヌルヌルしており、赤い顔をゆがめて泣いている、取り上げられたばかりの赤ちゃん。生々しい写真だ。
あと数時間頑張れば、この写真のような赤ちゃんと対面できるのか。
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出産への道 〜18日夕方〜
「お部屋の準備ができたので、気分転換に病室でご家族と過ごされてはいかがですか?少し動いた方が子宮口も開きやすいですから、できれば院内を歩いてみてください」
助産師さんから提案があり、私はその指示に従うことにした。
確かに、この部屋でじっとしているのは精神的にも辛い。これ以上ここにいても、何の進展もないように感じられた。
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入院 〜18日午後〜
どれだけ時間が経ったのだろう。うつろな眼差しで壁掛け時計を見上げると、午前10時近くになっていた。昨夜から今まで、ずっとこの状態だ。あいかわらず進展は見られない。
それどころか、陣痛の間隔が開いてきている。昨晩、一睡もしていないため、気付くとウトウトしている。・・・要するに、睡眠を取れている=陣痛がない ということだ。もうどうしようもない。
ただ、今までは朝になると嘘のように陣痛が引いてしまっていたが、今日はまだ陣痛と言える痛みが襲ってくる。それだけが唯一の救いだ。
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入院 〜18日〜
通された分娩室は、今朝までいた分娩室の隣にあり、倍の広さの部屋だった。
部屋に入ると、助産師さんと一緒に看護学校の制服姿の女の子があいさつにきた。
「学生さんが実習に来ているのですが、お産のお手伝いをさせていただいてもよろしいですか?」と言うので快諾した。彼女は看護学校の4年生。卒業単位取得のため、この大学病院で実習中だという。
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入院〜17日〜
昼間は数えるほどしか痛みがなく、何事もなく夜を迎えた。
そして案の定、夜中1時頃から痛みだして、あっという間に3分間隔になった。昨夜より強い痛みだ。夜中2時過ぎ、病院に連絡すると、意外にもあっさり入院の許可が下りた。
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入院
昼間は数えるほどしか痛みがなく、何事もなく夜を迎えた。そして案の定、夜中1時頃から痛みだして、あっという間に3分間隔になった。昨夜より強い痛みだ。夜中2時過ぎ、病院に連絡すると、意外にもあっさり入院の許可が下りた。父の車で病院に向かい、昨夜と同じように採尿、内診。まだ子宮口は指1本程度しか入らない。NSTではお腹が頻繁に張っているとのことで、正式に入院が決まった。そしていきなり分娩室に通され、分娩着に着替えるよう言われた。いきなりお産かと思ったが、実はベッドの空きがないため、とりあえず今夜はここで過ごすということらしい。7時頃までは痛みは続いたが、結局分娩には至らなかった。どうやらこの痛みはただの前駆陣痛らしい。今はまだ下腹部が痛いのだが、本当の陣痛はお腹全体、腰までが痛むものだという。また今回も肩透かしを喰らった。そしてやはり日中は張りがない。
陣痛Part2
明け方5時半。いよいよ陣痛が1〜2分間隔になった。トイレに行くと、ドロッとしたおりものに赤黒い血液が沢山混じっていた。
病院に電話すると、やっと許可が下りて病院へ行くことになった。母にも連絡をした。父と一緒に車で来てくれるという。
夫がタクシーを拾って来てくれて、痛みに耐えながらタクシーに乗り込んだ。
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陣痛!?
検診の帰り、下腹部の痛みがひどくて歩くのが辛かった。家に着いてからも痛みは治まらず、起きているのも辛い。それでもなんとか食事の支度をして、夫が帰って来てから一緒に食事をした。
食事中も痛みは続いており、食器を洗っているときも立っているのが辛い。ようやく片付けを終え、横になった。夫は私の異変に気付いて「大丈夫か?」と言って、布団を敷いてくれた。言われるままに横になっていると、お腹の張りが強くなって、痛みが増してきた。腰も痛い。
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妊娠40週2日:16回目の検診
午後は検診。NSTの結果、あいかわらず赤ちゃんは元気だった。お腹の張りは2回ほどあったものの、前回より張りが少ない。さざ波のように穏やかな波形を見て、陣痛が起こりにくいのではないかと不安になった。
そのグラフを見て助産師さんは「歩いた方がいいでよす。家でゴロゴロしていると、足腰の筋肉が衰えて、お産のとき辛いですから。あと、しゃがんで雑巾掛けをすると、股関節が柔らかくなっていいです。」とアドバイスをくれた。以前、担当医からは「特に歩く必要はない」と言われたのに。やっぱり歩くことは必要なのか?
子宮底長33cm 腹囲91cm 体重200g増(昨日、母の料理が美味しくて食べ過ぎたせいかも)
助産師さんはお腹を触って、「熱いですね、お産の準備ができていますね」と言っていた。こっちはいつでも陣痛カモン!!!という状態なのに、お腹の子は何を考えているのだろう???
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おしるし〜その後〜
昨日はおしるし騒ぎで母と夫が駆けつけてくれたにもかかわらず何ごともなく、しかも日中はほとんんどおなかの張り、痛みも感じないまま夜を迎えた。
母は午後4時過ぎに家に来た。一緒にスーパーへ買い物に出かけ、夕食を作ってもらった。夕食後「じゃあ、大丈夫そうだから帰るね」と言って夜8時頃帰って行った。
心配してくださった皆さん、お騒がせして申し訳ございませんでした。。。。
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