2009年は私にとって大変収穫の大きな年だった。
娘は4歳になり、ずいぶんと手がかからなくなったおかげで、仕事にも集中できるようになったし、自分のことに目を向ける余裕が出てきた。
私にとって最も大きかったことは、久しぶりに人前でピアノを演奏できたことだ。弟の結婚式と、年末27日にピアノの先生の発表会で演奏する機会があった。
発表会へは当初出る予定ではなかったが、ピアノの先生からの強い薦めで、2週間前に出演を決めた。さんざん迷ったが、妊娠中に演奏する機会など この先あまりないだろうし、出産後はしばらく演奏など出来る余裕はないだろうから、今のうちに出来る限りのことをしておきたいという意志も強く働いた。やらないで後悔するより、やって後悔する方がずっといい。
発表会には私の生徒も出演するし、かといって仕事が忙しすぎて充分な練習時間も取れず、本当に大きなプレッシャーだったが、今自分に出来る限りの努力をして、出来はともかく悔いの無い演奏をすることができた。
今後の課題もはっきり見えた。ピアノ上達のためには、正しい音楽的な知識とテクニックによる練習のみならず、人に聴いてもらうことが何よりの近道であること。改めて、ピアノの奥深さと難しさ、素晴らしさを実感できた。これまで、ピアノを人前で弾く事には非常に消極的だったが、これからは恥をかくつもりで弾く機会を自分から求めていこうと思った。
来年から数年間は、出産を境に再び大変な生活が待っているだろう。二児の母になると同時に色々と環境も変わるだろうし、仕事やピアノも続けるとなれば更にハードルは高くなるが、どんな環境の中でも しなやかに、自分らしく毎日を楽しめる、人間的なたくましさを持ちたいと強く願う。
六星占術では2010からの3年間は、人生の冬にあたる「大殺界」。一方、西洋占星術では「12年に1度の大幸運期」だという。一体、どちらが当たるのか、楽しみである。
最後に、読者の皆様へ。
今年も私のつたないブログを読んで下さって、ありがとうございました。来年も皆様にとって、素敵な年となりますよう願っています。
良いお年をお迎えください。