娘のアトピー疑惑がきっかけで、合成界面活性剤の害について知った。
しかし現実問題として、それらを全て避けて通ることは不可能だ。
そこで、差し当たっては娘に関わることから変えていくことにした。
まずは合成洗剤をやめ、シャンプー、ボディソープの代わりに植物から抽出される界面活性剤を使った「純せっけん」を使う事にした。
このせっけんは、義妹からもらった。
彼女は身体や環境にやさしいものを好む人だ。自ら化粧水やせっけんを手作りする、筋金入りの自然派である。
娘の肌荒れのことを知って、固形石けんと、石けん成分のボディソープ、自ら作った美肌水をくれた。
肌荒れして赤くなっている部分を なるべく刺激しないように、ごく少量の泡でさっと洗う。
湯船には、保湿のため美肌水をドボドボ入れ、風呂上がりには顔や全身にピチャピチャ塗ってやった。
この美肌水はとてもよかった。娘の肌がしっとりして、赤みも和らいでくれた。
しかし今は冬。それだけでは時間が経つと、どうしてもかさついてしまう。
そこで、私が普段使っている、『エバメール』という保湿ゲルと、馬油を塗った。
母親である私の肌に合うものなら、きっと娘にだって悪くはないだろう。
ちなみに以前、保健センターの保健師と小児科の医師から「保湿にはワセリンを」と言われたが、べったりしていて重く、使用感が良くなかった。
それに、「ワセリン」自体、何でできているのか疑問だったこともあり、使うのをやめた。
湿疹のひどい部分には、ごくたまに、ごく少量の非ステロイド系「アンダーム」を塗った。
アンダームでも充分効果はあった。
キンダベートなんか使う必要はないと判断し、結局一度も使わずじまいだった。
洗濯のときは、合成洗剤のかわりに「洗濯リング」を使った。
このリングを洗濯機に入れ、普通に洗濯するだけで汚れがきれいに落ちるという。
合成洗剤のように蛍光剤や漂白剤で汚れが落ちたように見せることも、香りのよさもない。
はじめのうちは、汚れが落ちていないような感じがして半信半疑だったが、
今ではそれにも慣れた。
身体と環境のためなら、汚れや黄ばみがすっきり落ちなくてもいいと思えるようになった。
このように、私にとっては革命的ともいえる生活改善のおかげか、
一週間後には湿疹や肌荒れはかなり改善された。
再び小児科を訪れると「あー、ずいぶんいい調子ですね。このまま様子をみていいでしょう」と言われた。
前回のアレルギー検査の結果、卵が陽性だった。
とくに卵白には強い陽性反応が出ていたとのこと。
医師:「生卵を控えてください。鶏卵はもちろん、いくらや数の子等、魚卵も避けた方がいいです」
玉子は私の大好物。すきやきには玉子は2個使うし、オムレツや目玉焼きは半熟。
いくらには目がなく、ご飯は何杯でも食べられる。ししゃもだって大好き。。。
これでまたひとつ、楽しみが消えた…。
医師:「でも、あまり神経質にならんでいいのですよ。加熱調理したものならタンパク質の形が変わるから、いくらか大丈夫だと思います。食べてみて、お子さんに反応が出るかどうか試してみるといいですよ。」
今回は卵、小麦、大豆、乳製品、ダニ等の代表的なアレルギー反応を調べただけだったが、機会があったらチョコレートのアレルギーも調べてみたい。
じつは娘の肌荒れが目立った頃、私が頻繁に食べていたものがある。
それは
『ダブルチョコクロワッサン』だったから…。
いわば娘はリトマス試験紙だ。
ますます不摂生できなくなったなぁ。