ここのところ、クラシックコンサートに出かける機会が多い。今週だけで3回もあった。おかげで音楽に関する胎教は充実している。
胎教といえば、先日、夫が胎教の本を持って帰ってきた。
タイトルはズバリ「やっぱり胎児は天才だ」。
こういう類の話には一切興味を示さない夫が、いったいどうしたというのだ!?
と思ったら案の定、彼が買ったものではなかった。義妹のダンナ様の本だという。
その本によれば、妊娠中から胎児に頻繁に話しかけたり、絵本を読み聴かせたり、ひらがなやカタカナ、数字やアルファベットの文字を教えていると、生後1ヶ月から言葉を発し、1歳になる前に「ママ、だっこ」のような2語文を話せるようになるとか、夜泣きもしないとか、集中力のある子になるなど、いろいろな信じがたい実例が紹介されていた。そして胎教で最も大切なことは、母親の気持ちが穏やかで落ち着いていることだそうだ。母親のストレスは確実に胎児に影響を及ぼし、お腹の中が居心地の悪い環境だと、赤ちゃんの成長にも支障をきたすし、早く出てきてしまったりするようだ。胎教を行うことにより、まだ見ぬ我が子への愛情も自然と湧いて、親子の絆も強まるとのこと。
これを読んでから、私はお腹をさすって話しかけはじめた。文字を教えることまでは抵抗があるが、話しかけたり本を読むくらいならやってみてもいいかな、と
思う。幸い音楽に関しては日常的にクラシック音楽を浴びているので、十分できている。クラシックの中でも特にモーツァルトやビバルディなどのバロック、古典派時代の音楽で、明るい曲がいいそうだ。いくら自分が好きな曲でも、悲しい気分になるものや、興奮するもの、うるさい音楽は胎児は好まないらしい。
でも。自分の好きな曲なら、たとえ少し悲しげな曲でも、気持ちは落ち着くし、いい気分になるからいいじゃないの?と勝手に解釈して、スピッツのニューアルバムを聴いている私です。そして、童謡のかわりにスピッツを歌い聴かせている、身勝手な母親です・・・。