歯科矯正のはなし 1

「ついにこの日がきたか・・・」長い年月と多額の費用を要する歯科矯正が、いよいよ現実味を帯びてきた。

それは、かかりつけの歯医者に定期健診で次女を連れていったときのこと。虫歯の有無の他に、歯並びの悪さが気になって相談した。

次女は保育園の頃から「不正咬合の疑い」と健診のたびに書かれていた。当時は「まだ幼いし、成長につれて改善するかもしれない」と言われていた。しかし、乳歯が抜け、永久歯に生え変わりはじめ、6歳臼歯も生え、上の歯は問題なかったが下の前歯が前後に重なって生えてきた。歯と歯の間に隙間が無く、窮屈そうだ。

レントゲン撮影の結果、上の前歯の左2番目の永久歯が欠損していることが明らかとなった。歯が存在しないなんて驚いてしまったが、実際はこういったケースは珍しくないらしい。

この場合、上下の歯の数が合っていないため、将来歯並びと噛み合わせに問題が出る可能性が高いと言われ、矯正専門の歯科医を紹介してもらった。「一般の歯医者の僕でも歯科矯正はできるけど、やはり専門医にお願いする方が確実。初回は無料で相談に乗ってもらえるから」と勧められた。

そこで早速、紹介された歯科医に電話で予約を取り、1週間後に無料相談に行ってみることにした。

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