おっぱい大好き♡

保育園にお迎えに行くと、私は娘に手を引っ張られ、授乳コーナーに連れ込まれます。
同じクラスでもう一人、おっぱい友達がいるのですが、お迎えの時間が重なると、
二人で肩を並べて相席です。
まるで、お勤め帰りに一杯やって帰るサラリーマンのよう。
名付けて「おっぱいバー」。
おっぱいを飲む二人は、お互いをちらちらと気にしながら、うっとりした表情で
おっぱいタイムを満喫しています。

さて、うちの娘。
おっぱいを飲むとき、必ず私に確認を取ります。

『こっちゎ、いたぃ ね!』
『こっちゎ、いぃよ〜♪』

『こっち』とは、右または左のおっぱいのことです。
じつは、だいぶ前から右の乳首が切れていて、私が痛がっているのを知ってから、
このように確認してくれるようになりました。

娘のおっぱいの飲み方。。。。普段はあまり気にしていませんでしたが、
乳首を痛めてから気付きました。
乳首を歯でしごきながら飲んでいるようなのです。

それは、娘の使用したストローを見れば、一目瞭然です。
先が真っ平ら。歯形付き。

そりゃそうですよね。新生児のときは、歯茎でしごいて飲んでたんですから。
歯が生えそろった現在も、その延長で飲んでいれば、乳首だって傷つきます。

傷が痛み始めた当時、娘は右のおっぱいが好きでした。
右を飲ませろとしつこいので、しばらく、がまんして与えていましたが、
ついに限界。傷口がじゅくじゅくしてきました。

ある日、娘の前で傷口にバンドエイドを貼りました。
「こっちはイタイイタイだから、お休みね。」と言いながら。
先端が隠れて見えなくなると、何やら娘の様子がヘン。。。。

娘は、今まで見た事のないほど不安そうな顔をして、とうとう泣き出してしまいました。

そのときは、泣きじゃくる娘を抱きしめながら、
「左は好きなだけ飲んでいいんだから、ね!」となだめました。

それ以来、おっぱいを与える前に
「右は痛いから、ナイナイね。左はいいよ。」

と説明していたら、娘がそれを覚えたらしく
毎回、私に確認にするようなったのです。

今では、治ってきた右のおっぱいをあげようとしても
『いや!いたい』と言って、飲もうとしません。
しっかり刷り込まれてしまったんですね。右は飲めないって。

じつは、ずっと考えていました。
私がいると、おっぱいばかりで食事もろくにせず、夜中は、おっぱいで2回起きてしまい、娘が熟睡できていない。
そのため早起きできず、お腹も空いてないからまた食べない。
私自身も乳首の痛みをこらえるのが辛いし。

正直、授乳をしているデメリットが多くなってきています。
お互いのためにも断乳した方がいいと、母や夫にも言われました。
本当は、この春に断乳しようかと思っていたのですが…。

あの娘の不安そうな泣き顔を見たら、決行できなくなってしまいました。

本当は、卒乳してくれるのが理想なのですが。
うちの場合、きっと無理でしょう。

まぁ、まだしばらくは、娘の好きにさせてあげるとしましょうか。

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