クリスマスの前に、じつは次女Sunnyも、学校で「サンタはいない」という話を聞いてきて、「ねぇ、サンタさんって本当はパパなんでしょ?」とニヤニヤしながら言ってきた。「パパだったら計算問題集かドリルだよ。」というと、被せ気味に「じゃあ、ママだ」と言って悪そうな顔でにやりと笑った。「ママなら楽譜だけどいい?」というと、むっつりと黙ってしまった。
それからは、何事もなかったかのように「サンタさんはいる」というようになった。
うっかり疑うようなことを言ったら、その年からプレゼントは来なくなることを察したからだと思う。
子ども達が寝静まってから、一応夫に相談してみた。
私:「手紙の返事はどうしよう?」
夫:「どうせ二人とも、本当はいないってわかってて言ってるんだし、書かなくていいんじゃない。」とそっけなく言った。
しかし、英語で頑張って手紙を書いた長女の努力と、普段自分の想いを表現しようとしない次女が書いた長文の手紙を眺めていると、やはり返事を書いてやりたい。直筆だとバレるので、PCで書くことを思いついたが脅迫文みたいになるのも嫌だし・・・
何か良い方法はないかと思い検索したところ、このようなサイトを発見した。
無料テンプレートもあり、手軽に英語のそれっぽい返事が書けるので、とても助かった。
手紙の折り方も工夫してみたりして、間際になってからだけど、できる限りの努力はしたと自負している。
翌朝、二人はツリーの下のプレゼントと手紙を発見して、それなりに嬉しそうにしていた。
長女は「へぇー、サンタさんて、やっぱり外人なんだね。」と言いながら、手紙を眺めていた。
次女の手紙を日本語に訳して、「来年はSunnyも英語で書きなさい」と厳しいことを妹に言っていた。
じつは長女のプレゼントは、訳あってクリスマス当日に用意できない品で、手紙には「あなたの欲しいものは間もなく届きます。楽しみに待っていてね!」という内容で手紙を書いた。
長女にしてみたら、親がサンタだって分かってるはず。
当日にプレゼント届かないわけだし。
長女は私の想いを汲んで、ごっこ遊びに付き合ってくれているのだ。
でもね。
そんな嘘でも、お互い楽しめるうちは、大いに楽しもうと思います。
以上、我が家のサンタクロース事情でした。
おまけ:他の家の例
ケース1
いとこの家は、「サンタさんは世界中の子ども達にプレゼントを配るので忙しいから、代わりにお父さんとお母さんから渡してほしい、と言われている」というナイスアイデアにより、サンタはいることにしながらも両親がその役目を担っているという設定で子ども達を納得させている。
ケース2
現在、高校生の生徒は4人兄弟の末っ子なので、幼稚園の頃にはサンタはいないことを知って育ったようだ。私が小6までサンタを信じていた話をしたら、「え・・・???」と固まり、信じられないと言った眼差しを向けて本気でどん引きされてしまった。「話さなければよかった」と激しく後悔した。
何はともあれ、子ども達にとってクリスマスを楽しい想い出にしてあげたいものです。