次女、4歳7ヶ月。
背もひょろりと伸びて、いつの間にか赤ちゃんぽさが抜けて幼児らしくなった。
そしてますます強情に、わがままに育っている。
人の言う事を聞かない。気分にムラがあり、機嫌の悪いときはむっつり押し黙っている。そうかと思えば、何かの拍子に機嫌が直り、ペラペラおしゃべりを始めたり、テンション高い時にはふざけて面白いポーズや冗談を言ったりもする。
かなりの負けず嫌い。姉や月齢の高いお友達に揉まれて、絶対に勝てないのが悔しいらしく、「Sunnyちゃん、ぜったい負けたくないの。できるようにれんしゅうする」が口癖だ。
それで私を相手に勝負を仕掛けて、例えばじゃんけんなら、「ママがパーをだすのね。Sunnyちゃんがチョキね!」という具合に八百長試合で勝つことで今は満足している。
かけっこも遅い次女は、運動会のために毎日保育園の帰り道、自転車に乗らず走って家まで帰るほど練習熱心だった。飽きっぽい長女とは対照的に、ひたむきで努力家の一面を見せてくれる。
なのに運動会前日から発熱し、当日も回復せず、運動会には出られなかったのが相当悔やまれたと見えて、一ヶ月近く経つ今でも「・・・うんどうかい、ざんねんだったね。」と寝るときポツリとつぶやく。
お姉ちゃん大好きなのに、そのわがままさ故に冷たくあしらわれることがほとんどな次女は、ごっこ遊びでその恨みを晴らしているかのように見える。
それは、次女とおままごとやシルバニアファミリーの人形で遊ぶとよくわかる。
設定は、いつも次女がバブちゃん(赤ちゃん)で、私がお母さんとお姉ちゃん役を命じられる。
「おねえちゃんが、バブちゃんがねてるのにワーワーさわいでおこすのね。それでママに怒られるのね。それで言うこときかないからアフリカにいかされるのね。」という、毎回鉄板のシナリオだ。
「お姉ちゃんが可哀想だから他の話にしようよ。」と言っても「いいのっ!」と即却下。今の次女にはこの設定がマイブームなようだ。
登園も、最近ではパパでは嫌だと言って泣く。夫は泣かれるのが辛い、朝から消耗すると言うので、仕方なく朝の送りも私の仕事となった。夫は次女のことをとても可愛がっているのに、なぜあんなに拒絶するのだろう。
次女が夫に寄っていくのは、私がいない時、iphoneを使いたい時、カタツムリ(肩車のこと)してほしいときだけだ。でも、本人はパパを嫌いなのではなくて、まだ本能的にママが恋しい年頃なのだと思う。
それなら、私の言う事は素直に聞くかといえば、答えは「No」だ!
あのわがままさと気の強さは、誰に似たのだろう???