次女のトイレトレーニング Part1

2013年4月、次女は年少さんになった。3月に3歳になったばかりで、まだ赤ちゃんの面影のある次女が、幼児クラスの仲間入りをして付いて行けるのか、親としては少々気がかりだった。
当面の問題はトイレトレーニング。他のお友達がオムツを卒業して一人でトイレへ行ったり、パンツでお昼寝するのを尻目に、次女は当然のようにオムツで過ごしていた。それでも2歳終わり頃から、担任の先生がトイレトレーングを積極的に行ってくれていた。
やがて日中も保育園ではパンツで過ごしてみようということになったが、失敗の連続で毎日汚れたパンツを帰宅後に洗うのが日課となった。

次女のやる気を引き出すため、大好きなジュエルペットのパンツも買ってみた。「ルビーやエンジェラが汚れるとかわいそうだから、ちゃんとトイレでしようね!」と約束したものの、トイレに行く気になるのは数日だけ、その後は相変わらず失敗続きで、ジュエルペットのパンツは、毎度漂白して洗ってもおしっこの匂いが染み付いたものになってしまった。

先生によれば、おしっこが出そうな時間帯を把握し、したそうな仕草を発見したらすぐにトイレに連れて行き、「オムツでしていいよ」と言っておいてその気になったところでオムツを脱がせて強引にトイレに座らせると成功するようだ。しかしタイミング法で半ばだましだましさせても、自分からは行こうという気にはならない。本人にやる気はないようで、しぶしぶ座っても「でない!」とすぐあきらめる。出てもいないのに、紙でお尻を拭いて水を流すことだけは忘れないという律儀さ。
むしろウンチの方が成功率が高く、家で最初に成功したのもウンチだった。
成功したときは、私はもちろん先生たちも拍手喝采し、おおいに褒めちぎっておだてまくる。しかし褒められるのは嬉しいけれど、「みんなにほめられるから、これからもがんばろう♪」というタイプの子ではない。次女のやる気スイッチがいつ、どうしたら入るのか分からないまま時は過ぎた。

ちなみに次女はオムツのことを「紙パンツ」と呼んでいて、私がオムツと言うと「ちがうよ。かみパンツだよ。」といちいち訂正してくる。なるほど、「オムツ」より「紙パンツ」の方が「もうすぐパンツになるんですよ。」という雰囲気が伺える。
ちなみに布のパンツは「おねーさんパンツ」だ。

お迎えに行って、おねーさんパンツのままで帰ってくるのは大変なスリルだった。保育園を出る時にオムツに履き替えさせようとしても「だいじょうぶ!おしっこでない!」と言い張って、パンツのまま帰宅すると案の定、突然おしっこを漏らすことも度々あった。家の螺旋階段の踊り場に座りこんでそのままシャワーのごとくおしっこが降ってきたときは、いったい何が起こったのか分からず立ちすくんだ。
これに懲りて、迎えに行って履き替えないとごねたときには、長女が出した折衷案でパンツの上にオムツを履かせて帰った。

トイレには 行きたくないが パンツがいい。オムツじゃないの 紙パンツ。
〜3歳児 心の川柳〜

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