カブトムシの引っ越し

7/30(金)
メスが朝からガサゴソ活発に動いている音で目が覚めた。見るとエサ台がひっくり返っている。いびつなゼリーが土にまみれて転がっていたので、新しい昆虫ゼリーに取り替えた。
オスは地中に身を潜めているらしく、見当たらない。

Yummy に、我が家のカブトムシたちは仲が良くなさそうだと話すと、「えっ、Yummy ちゃんがカブトムシつかまえたとき、オスとメスがおててつないでラブラブだったから、これとってきたんだよ。ウフフ♡」
…ということは、はじめはラブラブだったが、足がもげてからオスに魅力がなくなり、仮面夫婦のごとくお互いを避け、冷えきった関係になったということか?

やがて二匹とも地中に潜り、小さな虫かごから生き物の気配が消えた。

夜、近所のFさんのお宅で食事をいただいた。その日、Fさんが預かっている小学1年生のK君にカブトムシの話をすると、「ぼくんち、カブトムシ5匹もいるよ。もう3年も飼ってる!」おぉ!!さすがは小学1年生の男子、しかもブリーダーときている。思いがけずカブトムシの繁殖に詳しい少年から、具体的な話を聞くことができた。
K君の家では、3年前に飼い始めたカブトムシが産卵し、幼虫から成虫に育ち、またその成虫が産卵をし…という具合に飼育を続け、今年で3年目になるという。ただ、近親交配のため、今年は小さいカブトムシにしか成長しなかったようだ。

カブトムシについてK君から得た情報をまとめてみた。

  • エサはゼリーでいいけれど、それだけだと飽きて食べなくなるため、たまには他のもの(バナナとか)を与えるとよい。
  • スイカやキュウリは下痢をおこしやすく、また小バエが湧いて不衛生。しかも小バエがカブトムシに卵を産みつけると病気になるので虫除けはすること。
  • オスが潜り始めたのは、場所に慣れたため。はじめは様子を観察するため、落ち着かず、動き回っていたらしい。
  • 卵から成虫に育てるのは意外と簡単、放っておけば勝手に育つ。ただし、大きくて立派な成虫に育てるには、幼虫時代のケアが大事。幼虫は腐葉土を食べて育つため、冬場4回ほど土を替えてやること。
  • 霧吹きはしすぎると土が腐るので、葉を濡らして入れておくとよい。霧吹きするときは、5プッシュ程度で。

「うちの虫カゴ、小さくて窮屈そうなんだよね。」と何気なく話すと、「あげる!」と台所からFさんの声が飛んできた。思いがけず使わなくなった大きな虫かごをもらうこととなった。いやぁ、言ってみるもんだね。

深夜、カブトムシの引っ越しを夫に頼み、ようやく「家」と呼べる立派なものができた。
メスは早速すごい勢いで潜り出し、しばらくして地上に顔を出したりして、広々とした新居を堪能している様だ。オスは警戒してか、新居のパトロールに忙しく、うろうろ歩き続けていた。

青い屋根のステキな新居

こんなに広くなりました

さあ、君たち!この広々とした空間で、二世を産んでくれたまえ。期待しているよ。

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