ファミリーサポート 〜事前打ち合わせの巻Part2〜

「はじめまして〜、**(←娘の名前)ちゃん!」
その人はにっこりやさしく微笑んで、ベビーカーにいる娘と目線を合わせてあいさつしてくれた。
リビングには、ご主人もいらっしゃった。
ご主人:「note2さんがご主人とお見えになるということだったので、一応私も同席させていただいた方がいいかと思いまして…」
わざわざ ご夫婦そろって迎えてくれたのだ。

提供会員:「先日お電話いただいた時、ぶっきらぼうだったでしょう?ごめんなさいね。実は、セールスの電話がしつこくかかってきててね。電話を切ったところにすぐベルが鳴ったので、またかと思って取ったものだから…。悪かったな、と思っていたの。」

なんだ〜、そうだったんだぁ!タイミングが悪かっただけなんだ。
どうりでぶっきらぼうだったわけだ。。。
真相が明らかになったおかげで、私の心に張りめぐらされていたバリアはすっかり外れた。

談笑しながら打ち合わせはサクサク進んだ。
仕事の状況、娘の普段の様子、卵アレルギーがあること、母乳だけで育てたいので、ぐずった時にはなるべくミルクではなく、白湯でしのいでいただきたいことなどを話した。

提供会員:「私も母乳で育てたから、気持ちは分かるわ。心配しないで。」
この一言は、とても心強かった。

持参する物は、着替えとオムツくらいで、あとは提供会員さんの方で適当にやってくれるらしい。
提供会員:「うちは転勤族で、ここに来る前は子どもの預かりをボランティアでしていたんです。生後1ヶ月の新生児をお預かりしたこともありますよ。」
なんだ、ファミリーサポートが初めてだっただけで、他人の子どもを預かることは経験済みだったのか!
これで、私の不安はすっかり解消された。

提供会員:「うちには3人子どもがいて、上が社会人のお姉ちゃん、真ん中が大学生のお兄ちゃん、一番下が中学生のお兄ちゃんなの。3人とも子どもが好きで、**ちゃんと遊べるの楽しみにしてるんですよ。それにもし、ウチで都合がつかない時は、近所にいる私の知り合いが何人もファミリーサポートに登録してるから、紹介もできますよ。」

娘は打ち合わせの間、特にぐずることもなく、私のひざに抱かれておとなしくしていた。提供会員さんに抱っこされても ちっとも嫌がらない。まだ人見知りはしないようだ。

そんなこんなで1時間足らずの打ち合わせが終了し、お宅を後にした。

帰り道、ようやく夫が口を開いた。
夫:「どうだった?」

私:「思ったより、ずっといい人だった・・・。」

夫:「どうする?」

私:「うん。一度お願いしてみるよ。」

夫:「ま、いいんじゃない?オレだって正直、他人に預けるのは心配だけどね。note2がいいと思ったなら、オレはそれでいいよ。」

・・・うん。きっと大丈夫!
このお宅なら、娘を預けても大丈夫な予感がした。

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