住まいの環境診断 〜塩素編〜

ダニ診断の後、水道水の塩素含有量を調べるという。
おお、グッドタイミング!!

私:「先日、塩素除去シャワーヘッドを買ったんですけど、何度やっても塩素を除去しきれないんですよね〜。業者に問い合わせたら、塩素濃度が高いせいかも。。。と言われて、心配していたところです。ぜひ調べてください!!」と懇願した。

そんな興奮気味に訴える私の様子に 職員は驚きつつ、ちょっと困惑気味にこう言った。

環境衛生課:「この検査は水道水に規定量の塩素が含まれているかを調べるものです。水道水には細菌やウイルスの繁殖を防止するために、消毒薬として塩素剤が使われているんです。塩素含有量が低すぎると、逆に問題ということになりますから、おっしゃられていることと少し意味合いが違いますけど…。」

まあ良い。とにかく、これでウチの水道水の塩素含有量が多いのかどうかが はっきりする。

結果は・・・0.3mg/ℓ。
水道法では0.1mg/ℓ以上検出されることと規定されており、今回の測定値では、細菌による汚染の心配はないそうだ。

次に私の強い希望で 塩素除去シャワーヘッドを通したお湯でもう一度調べてもらった。
結果は「0.1mg/ℓ」。大した変化はなかった。

環境衛生課:「まぁ、一応数値は低くなっているので、除去はできてますけどね。」

私は、これまでのいきさつを全て話した。
娘が軽いアトピーと診断されたこと、アトピーの原因が水中に含まれる塩素かもしれないと唱える本の中で、お風呂のお湯に塩素中和剤を入れたり、塩素除去シャワーヘッドを使用して症状が改善した人の体験談を読んだこと・・・。

環境衛生課:「プールの消毒槽ほどの強い塩素含有量なら分かりますが、0.3mg/ℓ程度の低い数値で人体に影響を及ぼすとは 普通考えにくいです。」と、3人が口をそろえて言う。

私は塩素除去シャワーヘッドのしくみについても説明した。
環境衛生課:「カートリッジにビタミンCの粉末を入れて、ここを水が通ることによって塩素が除去される。。。?恐らく、ビタミンCの持つ健康的なイメージを売りにするために使っているんでしょうけど、ビタミンCで塩素中和するとは ずいぶん効率が悪いですね。」

さらに衝撃の事実は続く。
環境衛生課:「ビタミンCの詰め替えも、結構高い値段で売り出しているんでしょうね?
じつはビタミンC自体は安いものなんです。別名アスコルビン酸というもので、薬局で安く手に入りますよ。」

環境衛生課:「有機物を混ぜれば塩素は中和できるんです。例えば醤油やお味噌を一滴たらすだけでもいい。ただ、それではイメージが良くないので、ビタミンCを採用したということではないでしょうか。お風呂のお湯なら、誰かがお湯につかれば それでもう塩素は中和されるんですよ。」

私:「えーーーーーーっ、ひどーい!!だまされてたんですね、私・・・orz」

私の落胆ぶりを見て気の毒に思ったのか、その職員はこう言った。

「塩素除去というよりも、節水機能をメインに考えて使われたらいいと思いますよ(笑」

そうだね・・・・そう思う事にしよう。
無駄な買い物じゃなかったと思いたい・・・・。

コメントを残す