11/4(水)
今日は仕事を休んで1日娘と過ごした。
登園許可証をもらうため、近所の総合病院を訪れた。
保育園の隣にある小児科に行こうか、救急でかかった大学病院にしようか迷ったが、私も咳が出ていて受診したかったので、近所の総合病院のに決めた。同じように数時間待たされるのであれば、二人一緒に診てもらえる所の方が効率的だ。
電話で問い合わせると、「基本的には最初にインフルエンザと診断された病院に行くものですが、登園許可証は出せると思います。ただ、もう一度検査をしますが、それでもいいですか。最初にかかった病院に行けば、検査はしなくて済みます。」と言われた。
鼻の奥に検査薬を突っ込まれ、ものすごく痛い検査らしい。かつて主人はその検査で鼻血を出し、いつもは気丈な娘も泣いたと聞いて、総合病院と大学病院とで迷った。娘に説明すると、やはり「いやだ」と言う。しかし私としては総合病院で済ませたい。頑張ったら、帰りにスーパーで好きなものを買ってあげる約束をすると、娘もすんなり頷いてくれた。
総合病院で受付を済ませ、事情を説明すると、「インフルエンザだったことを証明するものはお持ちですか?」と言うので、薬の処方箋を見せた。すると「医師に聞いてみます」という。
どうやら、この病院では『登園許可証』なるものを出したケースがほとんどない様子だ。無理もない。普段は高齢者や大人がほとんどの総合病院だ。
子どもは小児科へ行くのが通例だから、小児科はいつも混んでいる。個人経営の病院であることと、病気の子どもと一緒にしないことへの配慮もあるのだろう、予防接種も曜日と時間帯が決まっていて、予約をしないと受けられないという不自由さがある。確かに病気の大人の中で待っているのは心配だが、私はこういった面倒がない総合病院へ連れていくことが多い。
数分して、登園許可証を出せるとの返事だった。保育園へ登園許可証をもらいに行って戻り、それから2時間近く待った末、ようやく順番がきた。待ちくたびれて眠っていた娘を起こして、診察室に入った。
娘が発熱してからの経緯を説明し、診察の結果、あっさり登園許可証を書いてもらえた。例の検査をする気配がないので聞いてみたら「平熱に下がった時点でもう治ったということなので、わざわざ貴重なキットを使う必要はありません。」と言われた。なんだ、それならそれに越したことはない。
私はタンのからんだ咳がひどくなってきて声が枯れているが、喉の痛みはなく発熱もない。診察の結果、胸の音もきれいだし喉は赤くないので、咳止めとタンの切れを良くする薬を出してもらうことになった。妊婦だと告げると、薬剤師と相談して処方しますと言われた。
新型インフルエンザの予防接種について尋ねると、妊婦用のワクチンでないと接種できないので、かかりつけの産婦人科で予約するようにと言われた。ただ、今は風邪を引いているから、すぐには受けられないかもしれないとのことだった。それも含めて、産婦人科と相談するようにとアドバイスを下さった。
診察料は私だけで済んだ。登園許可証の料金がかからなかったのは意外だった。
痛い検査もしなくて済んだし、総合病院を選んで良かった…と思っていたら、娘から「スーパーでおもちゃ買ってね!」としっかり念を押された。『検査をしたら』という条件を出さなかった私の負けだ。帰り道にスーパーでさんざん迷った挙げ句、おもちゃではなく、以前から食べたがっていた「ポケモンヌードル」と「ヤクルトジョアいちご味」を買ってあげると、とっても喜んでいた。
私には「アストミン」と「ダーゼン」が4日分処方された。妊婦でも服用できる薬だが、途中でやめてもよいという。やっぱり薬は飲まないに越したことはないので、今日明日飲んで回復したら、もうやめようと思う。