母乳の栄養

ある日、ふと思った。「母乳だけで何歳まで育てられるのだろう?」と。

この3ヶ月間、娘には母乳以外のものを一切与えていない。しいて言えば、入院中に「糖水」を飲ませたくらいだ。
里帰り中、何度も母に「白湯は飲ませないの?」と聞かれたが、そのような指導はされていなかったので、ずっと母乳一本で育ててきた。
また、「3ヶ月過ぎたら麦茶や果汁を与える」という話も聞いていたので、
一体いつから与えるのが適当なのだろうと疑問に思っていた。


少し先の話だが、離乳食は 内蔵機能が成熟する5〜6ヶ月頃から開始するという。
早いうちに離乳食を始めてしまうと、内蔵機能が未熟なため、アレルギーになりやすいそうだ。
ならば、もっと大きくなってから離乳食にした方が、より安心なのではないだろうか。
5ヶ月過ぎると母乳だけでは栄養が足りないために、離乳食を与え始めるのだろうか?

「果たして母乳だけで何歳まで育てられるのだろう???」

この疑問を、オケタニのマッサージの時、先生に質問した。
結論から言おう。
1歳くらいまで 母乳だけで育てる事は可能だ。

しかも驚いた事に、出始めた頃のおっぱい(初乳は除く)と、1歳以降で1日8回以上与えているおっぱいの栄養価は、ほとんど変わらないというのだ。

以前、卒乳時期の相談に対して このような回答を読んだことがある。
《母乳は、初めの3ヶ月くらいは栄養価が高いが、それ以降は低くなっていき、1歳過ぎると ほとんど栄養はない。したがって、1歳で卒乳するのが妥当だ》

こういう見解の先生もいるようだが、頻繁に授乳している母親の場合、決して母乳の栄養は薄くなったりしないというのがオケタニの回答だった。

オケタニでは、6ヶ月ころから離乳食を開始するように指導している。もちろん母乳だけでもいいのだが、この頃になると、赤ちゃんも食べる事に興味を示し、自ら食べたがるという。
手指を使い、道具を持つ、食べるという行為・・・すなわち知能の発達という面から考えると、やはり5〜6ヶ月で離乳食を始めることには意味があるようだ。

離乳食が始まっても、食事の分だけ母乳を減らす必要はなく、赤ちゃんが欲しがるだけ与えて構わないという。

理由は2つ。

1. 離乳初期は、ほとんど消化吸収できず、食べたものはそのまま排泄されてしまう。
 栄養を摂取するためにも 離乳食以外に母乳を飲む事は必要。

2. 母乳には消化液のような成分が入っていて、消化吸収を助けてくれる。

消化吸収にまで役立つなんて知らなかった、母乳って万能なんだなぁ・・・。
もちろん麦茶も果汁も必要なし。母乳だけでOKという回答だった。

母乳が出るというのは、栄養的にも経済的にも本当にありがたいことなのだとつくづく思った。

ちなみにオケタニでは1歳半ころ卒乳をする子が多いという。
乳房に顔の絵を書いて見せると、不思議と次の日から飲まなくなるそうだ。
「それまで十分おっぱいをあげていれば、子どもも満足して理解するんだろう」と
先生は言っていた。

詰まり乳体質のため、食事制限をしながら乳腺炎の恐怖におびえる毎日だが、出ないよりはずっといい。
「乳母になれる」とまで言われている私。このまま順調に母乳育児を続けられるといいなぁ。

“母乳の栄養” への2件の返信

  1. はじめまして。10月7日生まれの息子、昨日無事に4ヶ月を迎えました☆
    私もかなりおっぱいがよく出て苦労してます・・・産後すぐから助産師さんにケアして頂いて、何とか乳腺炎にはならずに過ごしていますがいまだに授乳間隔が開くとがちがちで、朝起きると胸元びちゃびちゃ(乳パッドしてるのに・・・)ということもあります。その上おっぱいの付け根の部分の痛みがずーっとあり、飛んだり走ったりして刺激があるとムクムクおっぱいが張ってきて大変なことになってしまうのです。おっぱい痛くて子供だっこしとくことさえ一苦労です。一体いつまでこんな生活!?
    まだまだ1歳くらいまでは母乳で育てたいのですが、この先ずっとこの調子なのかなあ・・・出産後もこんな痛みと戦う日々なんて想定外です。トホホ。

  2. > ゆきんこさん
    はじめまして、コメントありがとございます♪
    ホント、私も出産後にこんな落とし穴(?)が待っているとは思いもしませんでした….。
    それにしても、ゆきんこさんのおっぱいの量には驚きました!!
    仮に三つ子ちゃんでも完全母乳でいけそうですね☆

    私もはじめの2ヶ月は常にガチガチ、クッキー1枚でもビクビクし、胸が痛いので、前屈みの姿勢で生活していました(笑
    3ヶ月からはおっぱいのガチガチは取れ、フニャフニャでも娘に吸われると張ってくるおっぱいに変化しました。
    6ヶ月になった現在では、すっかりおっぱいの状態は安定し、何を食べても詰まらなくなりました。
    ゆきんこさんも、もう少しすれば息子さんが飲む量にコントロールできるおっぱいになると思います。
    おっぱいのメンテナンスを続けて、いつも美味しいおっぱいを飲ませてあげられるように、がんばりましょうね(^_^)

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