10/30(金)
朝、主人に電話で娘の容態を聞いた。
夜中、うなされていたが解熱剤を使わずに38.3℃に下がった。タミフルも飲ませなかったらしい。医者が「どちらでもいい」と言ったからだ。薬嫌いの主人らしい選択だ。
今朝は37.8℃。食パン少々とピーナッツ、レーズンをつまんで、タミフルを服用した。本人はすっかり元気でおしゃべりしながらビデオを観てるという。なるほど、電話越しに娘のペラペラ喋っている声が聞こえる。鼻水は少し出ているようだ。
どうやら悪化せずに、回復に向かっているようで安心した。
そうなると、心配なのは私への感染がないかどうかだ。今のところまだ症状はない。昨夜、娘が受診したとき、「翌日、産婦人科に電話をして、予備診療の必要があるか聞いてください」と言われたので、その通り電話をしてみた。
助産師:「まだ症状がなければ、そのまま様子を見ていてよいと思います。
どうしてもご希望であれば、タミフルを処方できますが。。。。」
どうやら、あまり前向きではない感じだ。「来てほしくないんだな」と直感的に思った。それに、かかっていないかもしれないのにタミフルを飲むのもどうかと思い、「ひとまず様子を見て、何かあったらまたお電話します」と伝えた。
「1週間ほど症状がなければ、感染していないだろうと思いますので」と言われ、電話を置いた。
インフルエンザの潜伏期間は1〜4日(平均2日)という。ひとまず日曜日までは様子を見ようと思う。
私への感染も心配だが、何より心配なのは、主人の実家のみなさんに移らないかということだ。義妹の子どもたち2人のお世話もしている主人のご両親。インフルエンザの娘がいるとなれば、義妹家族を家に入れるわけにはいかない。
私が娘の世話を出来ないために、主人の両親だけでなく、義妹家族にまで迷惑をかけていることに心底申し訳なく思う。
せめて、誰にも移らないことを切に願うばかりだ。
もちろん、私の仕事も週末までは全てキャンセルした。もし、感染していたら生徒さんたちにも迷惑をかけてしまう。というわけで、私は仕事もできず、かといって外出して遊ぶわけにもいかず、すっかりひきこもり状態である。
いつもいるはずの娘がいないと、こんなに静かで、特に夜が長く感じるものなのか。独身の頃と同じ生活に戻っただけなのに…。誰にも束縛されず、文句も言われず、面倒なことも時間に追われることもない。自由に時間を使えるのに、こんなに居心地が悪いとは意外だった。改めて家族の存在の大きさに気づいた。