ここ最近、娘の様子に変化が見られる。
何をするにもグズグズ、ダラダラしている。
注意しても、全く耳を貸さない。やさしく注意しても当然効き目はないので、厳しい口調で言えば「ママがコワい言い方するから、やりたくない」などと口答えする。
自分で出来るのに、わざとやらない。
食事を出しても、なかなか席につかない。もちろん食べるのもダラダラ。結局食べさせてやる始末だ。
その後、お風呂に入れようとするが、わざわざ塗り絵やパズルを始めて、完成するまで動かない。
朝の着替えも時間がかかる。今まで私が選んだものを素直に着たのに、今では嫌がって自分で引き出しから好きな服を選んで着るようになった。まあ、これは良いとしても。
最近の娘の態度に手を焼いていることをクラスの先生に話すと、保育園では、全くそんな様子は見られない、信じられないと言う。しかし私が迎えに行くと、決まってダラダラが始まり、帰り仕度や靴を履くのも面倒くさがり、帰り道でも、なかなか前に進もうとしない。
「これは一体、何なのだ!?」
先生は、「反抗期」だという。3歳後半から4歳によく見られる反抗期で、自分でできるんだけど、したくない=親に甘えたいという欲求の現れなのだとか。
一方、近所のファミリーサポートの方によれば、やはり「赤ちゃん」の存在が原因だという。赤ちゃんが生まれることは嬉しいし楽しみだが、ママを独り占めできなきくなる危機感や淋しさを、本能的に感じ取っているのだという。
そういえば、あまりにも言うことを聞かなくなったので、「どうしてなの?」と寝る前に優しく尋ねてみると「さみしいの!!」と答えたことがあった。
そういうことなら仕方ない。もう、まともに受け止めてムキになって怒っても、お互いのために良くないだろうと気持ちを切り替えて、今は見守る姿勢でいる。
食事しなくても、お風呂に入らなくても死ぬ訳でもないし。服を着ないなら、着せてあげればいい。突き放さず、ちょっと昔に戻ったと思って、世話を焼いてもいいかと思うようになった。
運動会の前夜、ビデオの用意をするために、ビデオカメラに入っていたテープの残量を確認しようと再生した。
それは2007年、冬の映像だった。実家で撮影したもので、今は亡き飼い猫と娘が遊んでいるシーンだった。
そこに映っていた娘の顔は、少しぽっちゃりしてあどけない表情とはいえ、今とあまり変わっていなかった。しかし何より変わっていたのは、「話し方」だ。たどたどしい日本語で、不明瞭な発音ながらも一生懸命おしゃべりしている2歳の娘。なんて可愛いのだろう!!思わず微笑み、懐かしさと可愛らしさで胸が詰まる思いだった。
こんな時代があったのだと、しみじみ思い出に浸ってしまった。たった2年で、この変わり様。。。。ただただ驚くばかりだ。
次に別のテープを再生してみると、それは今年2009年の春〜夏の映像だった。
これはもう最近の娘そのものだった。背もスラリと高くなり、顔も引き締まって、すっかり幼児の顔だ。もちろんスラスラ言葉が出て、発音も明瞭だ。保育園で流行っているであろう、下ネタも連発…。
「あの頃は、可愛かった…」と、思わず言いいたくなった。
かつて娘が2歳くらいのとき、見知らぬ人から声をかけられ、「うちの孫は4歳なんだけど、もう言うことが生意気で可愛くなくなっちゃったよ。この頃が一番、可愛いよ〜」などと聞かされることが度々あった。
今ならよーく分かる。なるほど、そういうことね。
でも、これこそ成長の証。時期が来れば、きっと落ち着くはずだ。
口が達者で文句が多く、理屈っぽい所は父親ゆずり。なかなか手強い娘だが、裏を返せば、しっかり者なのだ。優しいし、姉御肌で正義感も強い。気が向けばお手伝いだってしてくる。赤ちゃんのお世話もすると言ってくれている。
言うことを聞かずに好き勝手しようとも、寝食を惜しんでまでやりたいことがある=集中力が高いのだとポジティブにとらえようではないか。
そうとでも思わなきゃ、やってられませんから!(笑)
自分は子育に向いていないんじゃないか、
母親でよいのか、
私に育てられる子どもの将来は…など
本当に不安でしたが、
本当に救われました。
>ヨキツマ ヒトミ さん
はじめまして、コメントをありがとうございます。
いや〜、懐かしい記事です。読み返してみて、当時の記憶が蘇りました。
現在、長女は5歳6ヶ月。去年、妹も生まれて、精神的にずいぶん成長しました。相変わらず、こちらの言う事はあまり聞いておらず、小言を言う毎日ですが(笑)ずいぶん手がかからなくなりましたよ。
問題の渦中にいるときは本当に不安で、自分を責めたりして落ち込むけれど…時間が経つと、いつの間にか解決していたりするものだと思います。親が必死になればなるほど、子どもはそっぽを向いてしまいます。「ま、いっか」くらいに力を抜いたり、子どもの希望をちょっとだけ叶えてあげてから誘導していくと、案外うまくいくことが多い気がしています。
私も日々、悩みながら手探り状態の育児ですが、子どもの成長や、ちょっとしたしぐさに感動したり喜びを感じながら、子どもと向き合っていけたらと思います。
お互い「適当に」がんばりましょう!なかなか更新できませんが、気が向いたら覗きにきてくださいね。
私は4歳の長男がいます。やはり同じ反抗期真っ只中で私が言う事すべてNo..うちは少し違う環境で国際結婚なので色々と問題があります。そこに持ってきて子供の反抗期。海外ではパートナーも育児参加型なので色々口を出してくるのです。息子は私が口うるさく言うせいか旦那の言う事には返事をし私の言う事には耳を傾けません。そんな状態が重なると私もイヤにかれを突き放してしまいます。精神的にも参ってしまいます。でも彼はまだ幼い4歳の子供だけあってまた何も無かったかのように私に駆け寄ってくる・・・・。でも色々な方のコメントを拝見させて頂き皆さんも同じ状況なのだと思ったら少しだけ楽になりました。
>mayumi taitさん
お返事がすっかり遅くなってしまい、失礼いたしました!
ブログ開いたのが久しぶりで…(汗
改めまして、コメントをありがとうございました。その後、息子さんの様子はいかがでしょうか?旦那さま、子育てに協力的なのですね、よかれと思って言っているのでしょうけれど、四六時中子どもと接している母親からすると、ちょっと苦しいというか、理想はそうでも現実には難しいこと、たくさんあるように思います。ちなみに、私の夫は、口は出すけど手は出さない人です(笑
今、長女は6歳ですけど、相変わらず人の話を聞かず、おっちょこちょいです。何度言っても伝わらず、口答えだけは一人前だし、本当にイライラすることばかり。そんな自分に落ち込み反省する毎日です。でも、長女は叱られてもすぐ忘れて「ママがいい」と甘えてきます。
そんな可愛い時期は今だけです。あっという間に成長し、親を必要としなくなり、口も聞いてくれなくなるかもしれません。ですから、今この時を大切に、楽しみたいと思っています。先日、久しぶりに「メリーポピンズ」を観て、改めてそう思いました。
みんな、悩んでると思いますよ。言わないだけで、それぞれに色々な悩みがあると思います。今できることを精一杯していくのみです。お互い迷いながら、焦らずに進んでいきましょう!