はじめての母の日

5/8、金曜日の出来事。娘を保育園にお迎えに行くと、折り紙で作ったお花を持っていた。

「あーー、母の日のお花!?上手にできてるね!」

そうか、今年の母の日は日曜日だから、ちょっと早めのプレゼントなのね。初めてもらう、母の日のお花!!私も母親になったのだなぁ。。。と、しみじみ。

「ありがとねー♪」などと言いながら、ふと花に目をやると、そこには「ママへ」の文字はなかった。パパでもない。じぃじでも、ばぁばでもない。

娘が生まれて初めての花を贈りたかった相手・・・・・それは

私の弟(Kくん、30歳)だった。

「ええーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!?????」

first mothersday

まさかのオチに、びっくりしすぎて笑ってしまった。
そして、かるーーーく凹んだ。

思わず先生を見ると、「○○ちゃん、Kくんにあげるって張り切ってまして・・・お花、一人一つずつしか作れなかったものですから(苦笑)」とフォローのしようもない様子。

周りのお友達は「ママにあげる」「パパとママにあげるの」「○○くん(弟の名前)にー!!」少なくとも、一緒に暮らしている家族へ宛てている様子だった。

「Kくんにあげるの。これでKくんとあそぶんだ♪」ニコニコ笑顔で娘はそう話していた。花は自分で手に持って帰ると言って聞かず、大切そうに両手で持ち、ゆっくりゆっくり歩いて帰っていた娘。

しかしその甲斐もなく、途中、細い道に停めてあった不法駐輪の自転車につまずき、転んだ!!

手に持っていた花は折れ、汚れてしまった。

『うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!』

悲痛極まりない泣き声で、ボロボロ涙を流して泣いていた。

娘は転んだヒザよりも、大切なお花が傷物になってしまったことがあまりにも悔しく、悲しかったようだ。

「だいじょうぶだよ、お花は袋に入れて持って帰ろうね、おうち帰ったら、きれいに直そう」

なきじゃくる娘の手を引いて、なんとかなだめて帰った。

 

帰宅してからは、もう気がすんだのか、あきらめたのか、花への執着は全くなくなり、花のことすら忘れたかのようだった。折れてしまった場所を簡単に伸ばして、汚れた部分を何か飾りでも付けて可愛くしようかと提案してみたが、もうどうでもいい様子だったので、そのままにしていた。

 

それから数日して、せっかくだからKくんにお花と手紙を書いて送ることにした。娘は一生懸命便せんに文字らしきものと、Kくんと飼い猫の似顔絵を書いていた。そして自分で封筒に切手を貼り、ポストに投函した。

娘にとって生まれて初めてのラブレターだ。

 

そいうえば、先生が「Kくんの、どんなところが好きなの?」と尋ねたところ「えーーーーーっとね、何でも買ってくれるから」と答えたそうだ。

えっと、それは。。。。単なるミツグ君って事ですか!?

先が思いやられます(笑)

“はじめての母の日” への4件の返信

  1. その話で昨晩、母と電話で盛り上がりました。

    申し訳ないと思いながらも、2人で今日一の笑いを巻き起こしました。(笑)

    私の脳裏にはKくんの「ニヤリ」と怪しい笑顔が浮かび、笑いに拍車をかける始末…

    すみません…

    きっと来年は「ママへ」とプレゼントを用意してくれますよ☆

    父の日はいかに…?
    期待で胸が躍ります!

  2. > みずきちさん

    コメントありがとうございます。
    もう、いいんです。期待なんかした私があつかましかったのです。

    父の日!?そーいえば、そんなイベントも6月にありますね。
    それこそ、娘がどう出るか・・・・楽しみです。

  3. 両親を差し置いて本当すんません・・・
    まさに魔性の女だね

    ご想像の通りニヤニヤしたのはいうまでもありません

    今度来たら新居に遊びに来てね

  4. > Kくんさん

    先日は、娘宛に手紙をくださってありがとうございます。
    Kくんからの手紙が届き、娘はとても喜んでいました。
    魔法の布も、さっそくお風呂に持って入りました。お湯につけると色が変わるので、面白がって何度も試していました。

    ただ、ひとつ残念なのは、ポストにKくんからの手紙と一緒に『こどもちゃれんじ』のダイレクトメールが入っていたため、Kくんの手紙
    を読んであげている最中なのに、娘はしまじろうのお試し付録を開けるのに必死だったことです。。。。

    でもでも、翌日保育園で先生に手紙をもらったことを嬉しそうに話していたそうです♪

    愛されてますね♡

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