おしるしPart3

朝のおしるし以降、特に変わったことはない。
あまりにも何の兆候もないので、とりあえず入院時に必要な保証金を下ろしに出かけた。
家を出たとたん、携帯が鳴った。母から「今、電車に乗ったから」との報告が入る。
「あの〜、ほんとに何ともないんだよね〜。」と気まずそうに言うと、「それでも1度行く、何もなければ帰るから構わない」との返事が。心配してくれるのはありがたいのだが、気が引けてしまう。


お金を下ろして家に戻ると、留守電が2件入っていた。メッセージはない。おそらく夫だろう。しばらく布団を干したり洗濯をしていてリビングから離れていた。一息つこうとリビングに戻ると携帯に着信履歴があり、夫からだった。
電話をかけると「どう?」と息の上がった夫の声がした。「何ともないよ。お金下ろしに行ってたし」と言うと、無事が分かって少し安心した様子だったが「俺、今から帰るよ」と言い出した。
私:「はい!?仕事は?」
夫:「家でできるから大丈夫だよ」
私:「母も来るって言ってるし、いいよ〜」
夫:「・・・帰らない方がいい?」
私:「あ、いや、そういうことではなくて、本当に大丈夫そうなんだけど・・・」

こんなやり取りがしばらく続いた。結局、もう向かってしまっているようなので、夫の好きにしてもらうことにした。

・・・なんだか大事になってしまっている。
今後、何も変化がなかったら・・・と思うと、ものすごく肩身が狭い。ある意味、プレッシャーである。

おーい、我が子よ、今日中に陣痛が来ないと引っ込みがつかなくなるよ〜。
皆のためにも、もう少しアクション起こしてくれ!!

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