先生による検診の後、たいてい「助産師さんのお話」がある。別室に移って、その日の診察内容をチェックされ、妊娠中の食事や生活についてのアドバイスを受ける。
さて、この病院には「助産師外来」というものがある。これは通常の診察と同じ内容を、助産師が医師に代わって行うというもので、節目のときだけ医師の検診になり、ハイリスクでない妊婦なら8ヶ月から受診できるというものだ。
メリットは
・完全予約制で、決まった時間に始まるため、待ち時間が少ない
・話やすい雰囲気で、ささいなことも気軽に質問できる
ということ。
私も助産師外来の受診を勧められたが、「先生の診察があるのに、なぜわざわざ助産師に?」という疑問があったので、やんわりお断りした。
私はたいてい朝1番の予約にしているため、あまり待たされない。それに私の担当医は女性で、若い方なので、話しやすいし特に気まずい感じはなく、何の問題もないからだ。
これは後で知ったのだが、教授、助教授クラスの先生が担当になると
・男性である
・「偉い先生」という先入観
・忙しそう
などの理由から、気を遣ってしまい、質問できないことが多いらしい。こういった方々が、助産師外来を希望するのだそうだ。なるほどね〜、やっと謎が解けた。
今回も検診の後、助産師さんの話があった。「体重コントロールがよくできている」と褒められた。私としては、特に気をつけているわけではなく、普通の食生活を送っているだけなので、あまりピンとこない。プルーンやプルーンジュースは好きでよく食べたり飲んだりしているけど・・・。
あと、実家で飲まなくなった青汁をもらったので、お茶代わりに飲んでるかな。特に油を控えることもなく、好きな物を食べているだけ。甘いものが無性に欲しくなって、ついつい口にしてしまうことも多いし。決して「体重をコントロールしている」という自覚はない。これでいいなら楽なものだ。
妊娠による体重増加は、7.5kgが必要な分らしい。
胎児3kg 胎盤500g 羊水500g 子宮1kg 血液1g 細胞外液1kg 乳房500g
で、計7.5kg。
「増えすぎると赤ちゃんが大きくなりすぎてお産が大変になりますし、産道に脂肪がついて狭くなるために、赤ちゃんに酸素が行かなくなって危険なんですよ。妊娠線もできるし、妊娠中毒症のリスクも高くなります。それに、産後、体型が戻らず、一気におばさん化しますからね〜」
現在、妊娠前+5〜6kg。ちょうどいいペースの体重増加だ。胃が圧迫されて、量を多く食べられなくなってるから、塩分を控えめにしていれば妊娠中毒症もきっと大丈夫だろう。
塩分といえば、経産婦の方に聞いた話。
妊娠9ヶ月に入って、風邪を引いたときのこと。薬を飲むのをためらって、塩水でうがいをしていたら、なんと妊娠中毒症になってしまったというのだ。医者に相談せず、「うがいならいいかな」と思ったら、大間違い!
「バカなことを!」と医者にひどく怒られたそうだ。
それからは、一切塩分抜き・・・何も味がせず、相当キツかったと言う。
ひゃ〜、うがいだけで塩分って体内に吸収されてしまうのね〜。人間の身体って、不思議だなぁ。