迷いに迷って、断行した断乳。
おっぱいが大好きな娘から、おっぱいを取り上げてしまうことは
とてもとても辛かったです。
しかし、私の身体も限界が近づいていたし、二歳過ぎるともっと辛くなると聞いて
今しかないと判断しました。

断乳が娘に与えたダメージは、私の想像をはるかに超えていました。
手足口病、登園拒否、テレビ依存症、ストレス性の嘔吐…
断乳中の大変さは覚悟していましたが、断乳を終えてからも、こんなに大変だとは思ってもみませんでした。


「二人目ができたら、そのときは断乳しない!」と誓いました。
こんな思いまでして断乳する意味って、何???
飲みたいなら、飲ませてあげればいいじゃないの。だって出るんだし。

断乳の体験談を読むと、「断乳後、とてもよく食べるようになって驚いた」という意見が多かったので、すぐに変化があるものとだと期待していました。
しかし、娘の場合は断乳した直後からたくさん食べるようになったわけでも、規則正しい生活ができるようになったわけでもありません。
むしろ寝るのは遅くなっています。
授乳に代わる入眠儀式が見つからず、なかなか寝付けないからです。

日が経つにつれ、確かに以前よりも食べるようになりましたが、断乳の成果ではなく、たまたま食べる時期が来ただけなのかもしれないと思っていました。

結局、断乳後の入眠儀式が絵本を読むことに移行し、娘の様子が落ち着くまで半年はかかりました。

断乳の傷も癒えて、すっかり過去の思い出となったある日、お義父さんからこんなことを言われました。
「いや〜、体つきがしっかりしてきたなぁ。よく食べるようになったもんな。
断乳する前はヒョロヒョロしてて、よく病気もしてたから、実は心配してたんだ。
断乳してよかったよ。」

意外な言葉でした。そんな風に思っていたなんて。
「やっぱり断乳してよかったんだ…」そのとき初めて、そう思うことができました。


結局、いつかはおっぱいとサヨナラしなければならない。
断乳しない道を選んでいても、もしかしたら別の辛さがあるかもしれないと思うようになりました。

断乳は、親子で乗り越える初めての試練。
赤ちゃんを卒業し、子どもへと成長するための大切なステップです。
今となっては良い思い出です。
娘は、たまに「おっぱい」と言って、甘えてきます。
とても嬉しそうに、左右のおっぱいを軽く吸って「おいしい」と笑います。
娘にとって「おっぱい」は、今でもおいしくて、大好きなものであることに
変わりないようです。

その笑顔が、母乳育児をしてきて良かったと、私に自信を持たせてくれます。

「断乳には意味がある」
今は、そう思っています。