言いまつがい

最近、毎日欠かさず読んでいるのが「ほぼ日刊イトイ新聞」。その中でも特にお気に入りなのが「言いまつがい」のコーナーだ。
この「言いまつがい」とは、うっかり言い間違えて、おかしかったエピソードを集めたものだ。

思わず吹き出してしまうネタがてんこ盛りで、モニターに向かってひとりニヤニヤしている。時には涙を流すほど笑い転げることもある。そんな私を夫は「また読んでるよ、この人・・・」とあきれ顔で見つめている。

特に子どもの言いまつがいは、かわいくて面白い。そういえば私も子どもの頃、「とうもろこし」が言えなくて「ぽんぽこしー」と言っていたらしい。このエピソードを親に暴露されてから、妹にネタにされ、未だにからかわれている。
それから「ディズニー」と「デニーズ」の区別がしばらくつかずにいたこともある。友人宅で、ディズニーのビデオを見ている最中、母が迎えにきた。もっとビデオが見たくて、「デニーズまだ見る!!」と何度も大声で言ってしまい、「ディズニーでしょ!」と母に突っ込まれ、子ども心にも「恥ずかしい・・・!!!」と思ったのを今でも覚えている。

お母さんの言いまつがいもかなり笑える。ウチの母も、よく言いまつがいをする。「モーニング娘。」のことを「ひまわり娘」と平気で言うし、メールの文章も句読点ぬき、当て字使いまくり、(例:缶詰→缶図目)しかもタイトルには必ず「お母さん」と入れてくる。絵文字は使わない。めんどくさいから?・・・いいや、きっと入力のしかたが分からないだけだ。
それからこれは言いまつがいではないが、母の車に「中村雅俊ベスト」というカセットテープがあった。「中村雅俊の歌が好きで最近いつも聞いてる」と言って、母はごきげんでカセットをセットした。
しかし、カーステレオから流れてきたその声は、明らかに中村雅俊ではなかった。カセットのケースをよくよく見ると、隅っこに小さく無名の歌手の名前が載っていた。「お母さん!これニセモノだよ!」と教えると、「え?あ、そーなの?どうりで安いと思った(¥1,000)。でもさー、本人より上手いからいいじゃん。」とまるでおかまいなし。その後も車内には、知らない男性の歌う「恋人も濡れる街角」がエンドレスで流れ続けていた。

不思議なことに、どこの家の母親も、なんだかおかしな言動が必ず見られ、笑いのネタになることがしばしばある。ホント、母って面白くてかわいい存在だと思う。ほのぼのしながら心底笑える「言いまつがい」。毎日に疲れているみなさん、一度ぜひ読んでみてください。

ほぼ日刊イトイ新聞 言いまつがい

“言いまつがい” への4件の返信

  1. 会社で読んでいたら思わず吹き出しそうになったので、
    咳をするような振りをしてあわててごまかしました(笑

  2. そう!自分もこれです。(笑
    頬の肉が上に行ったきり戻らなくて、無理矢理押さえて我慢しました。

  3. 後づけした「中村雅俊ニセモノカセットテープ」のネタを『ほぼ日』に投稿したら、言いまつがい378に載せてくれました。やったあ♪

コメントを残す