出産や育児の あんなコト こんなコト

シラミのはなし Part 2

ある日保育園にお迎えに行くと、保健の先生に呼び止められた。ヒソヒソ声で「Sunnyちゃんの頭にシラミを見つけました」と、セロテープに貼付けられた成虫を見せられた。耳の後ろの生え際には、卵らしきものが数個見つかっているという。私はその場で膝から崩れ落ちそうになった。こんな時期になぜシラミが?そして、なぜ次女が?保育園では他にいないようだし、出かけた先のどこかで偶然もらってきたとしか考えられない。まあ、でも私はシラミ退治経験者である。対処法は分かっているので、あの面倒な作業を根気よく続けるだけだ。スミスリンシャンプーを使えばすぐ治るだろう。そのときは甘く考えていた。

以前と同じようにスミスリンシャンプーを使っているのに、なぜかあまり成果が見られない。
やがて一人、二人と感染者は増え、ついに保育園の掲示板に「シラミが発生しています」の掲示が貼られた。頭をくっつけ合って遊ぶ子ども達の間で、急速にシラミは感染していくのだった。
申し訳なく思っていたら「Sunnyちゃんが感染源という訳ではなく、同時期に誰かの頭にいた可能性もあるので気にしないでください」と言われたが、いたたまれない気持ちでいっぱいになった。

毎朝保育園で頭髪チェックをするのだが、毎日シャンプーしているにも関わらず「今日も成虫がいました」と報告を受け、「スミスリンシャンプーしてますか」まで言われてしまう始末だ。効果が現れないとはどういうことだろう?
検索してみると、なんと最近はスミスリンシャンプーに耐性を持つ新種のシラミが存在するらしい。
シラミも進化を遂げているということなのか。ならば納得がいく。これでは労力とお金の無駄である。
私は他の方法を探すためPCに向かった。すると、今まで目に止まらなかった商品が次々にヒットした。

まず、スミスリンシャンプーは殺虫剤が入っているので、子どもの頭に使用するのも少なからず害があることを知った。そして、どうやら普通のシャンプーで良いとうことが判明した。シャンプーの泡でシラミの呼吸を止めて殺せるらしい。シャンプー後のぬれた髪を専用のすき櫛ですいて卵や成虫を駆除するのが効果的なのだとか。そのすき櫛がこちらの「ライスマイスター」。

この櫛が到着したとき、どんな使用感なのか興味があって、お風呂のとき試しに自分の髪を梳いてみた。髪にしっかりひっかかる感じがする。何度か梳いてみて櫛の目の溝を見てみると、何やら虫のような黒いものが沢山取れているではないか!え、もしかしてこれって、、、つまり私も移ってたってこと!?いつの間に!?あまりのショックに風呂場で倒れそうになった。まさか自分まで頭皮をシラミに占拠されていたとは… 次女とくっついて寝てたから当然の結果だ。「すき櫛のお陰でシラミに気がついて良かった」と思い直すことにした。そして最悪なことに長女の髪からもシラミが見つかり、ついに家族3人シラミに罹ってしまったのだった。もうこうなったら徹底的にシラミと戦い駆逐するしかない。お金にいとめをつけず、出来る限りの対策に乗り出した。

タオルドライした後には、「シラノン」を頭皮や頭髪に刷り込む。これは天然由来の成分を使ったもので、柑橘系のさわやかな香りなのに、これを塗ると卵が死に、成虫に孵らないという。髪の毛もツヤツヤ、サラサラになるし、これは子ども達にも好評だった。

更に髪を乾かす時には、シラミが嫌うティーツリーやローズマリーなどの天然成分で作られたケアウォーターを吹きかける。髪にほんのり薬のような匂いが残る。なるほど虫が寄ってこなそうな匂いだ。これで新たなシラミは寄せつけない。

仕上げに「ライスプロ」という機械でシラミがいるかチェックする。電源を入れると「ピー」というか細い音が出続けているのだが、シラミがひっかかると音が止まる。これで毎朝毎晩、シラミチェックを行った。

シラミを駆遂(くちく)すべく、私は毎日真剣だった。この「駆逐」という言葉を口にすると、いつも進撃の巨人を連想する。シャンプーしながら、すき櫛でとかしながら「シラミめー!絶対に退治してやる!」などとブツブツつぶやきながら日々子ども達の髪を丁寧にとかす日々が続いた。そして自分の髪も…(涙

もうこの頃には私はちょっとしたシラミ博士となっていた。以上のようなシラミ対策を徹底的にしていることを担任の先生には伝えておいた。(以前、若干疑われている印象を受けたので、本腰入れて駆逐していることを証明するためでもある。)保育園の先生たちは実際シラミを退治した経験がないか、ベテラン保育士で自分の子どもで経験ある場合でも昔のことなので「スミスリン」が万能だと思っているし、「爪で卵をしごいて取る」「すき櫛を使う」までのことは言うが、それ以上の解決策までには踏み込もうとする様子はなかった。保育園でもライスプロを一台導入して、シラミチェックを行えばいいのに、と思った。

こうして1〜2ヶ月くらいでシラミは駆逐完了した。保育園でもそれほど蔓延することなくシラミの流行はいつの間にか収束した。これからも気を抜かず、定期的にシラミチェックを行おうと思う。
みなさん、お子さんが頭をかゆがっていたら要注意です。

育児, ,
2016年5月24日

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