乳腺炎の対処法

東京に戻った翌日9/12。2回目の母乳外来の日だ。その日の午前中、張り切って家事を始めるが、なんだか腰が痛い。娘を抱っこしていても、いつもより疲れてしまう。「なんかおかしいな〜」と漠然と思いながら、母乳外来を受診するためタクシーで病院に向かった。

助産師さんに乳房を見てもらったところ、開口一番に「赤くなってますね・・・。お熱、測ってみましょう」と言われ、さっそく体温計を渡された。測ってみると、なんと38度!・・・言われてみれば、確かに熱っぽい気がする。あの腰痛は、発熱による関節痛だったのだ。ついに乳腺炎で発熱してしまったようだ。しかし、今回は乳房のしこりもひどくなく、あの激痛もなかった。だからまさか乳腺炎になっているとは思わなかった。

今回のマッサージは痛くなかった。熱を持ったしこり部分は、冷えピタシートを貼って冷やすように、そして抗生剤を飲んで様子を見るようにと指導された。

マッサージの後、妊娠中に協力した「ストレステスト」の締めくくりとして、産後について15分ほどのインタビューを受けた。
何枚もあるアンケートに答え、インタビューの模様を録音された。産後の経過は今のところ順調だったので、サクサクと話は進んだ。「ご協力いただいたお礼に」と、思いがけず受診料がタダになったのはラッキーだった。

その夜は、動けないわけではなかったが、大事を取って横になり、家事を放棄して何もせず寝てしまった。

翌日の朝、微熱はあるもののだいぶ体調は良くなっていた。
おかげで掃除、洗濯、料理すべてをこなすことができた。初めてベビーカーに娘を乗せて、スーパーに買い物にも行けた。
疲れたが、ようやく新米ママらしい生活ができて、充実した楽しい1日だった。

ところが、この頃から嘘のようにおっぱいが張らなくなってしまった。そんな時に限って、娘はおっぱいを欲しがってぐずる。おっぱいはもう出そうにない。これには本当に焦った。突然の変化に戸惑うばかりだった。

そんなある日、保健所の助産師さんの訪問サービスがあって、日程のことで電話があった。その時、おっぱいが張らなくなったことを話した。
助産師:「2ヶ月頃を境におっぱいに変化が出てきます。今までは、パンパンに張った状態で溜まったおっぱいを飲ませる感じだったのが、飲まれることで必要な分のおっぱいが出るようになるんです。だから張らなくても大丈夫なんですよ。」との回答だった。つまり、今の張らない状態の方が正常なのだ。
張らなくなると、おっぱいが足りないのではと心配して ミルクを与えてしまうケースがある。そうすると、授乳回数が減るために余計に出なくなってしまうという話も聞いた。うっかりしたら私もミルクを足していたかもしれない。丁度いい時に電話をもらったものだ。

それから数日経つと、以前のように張りが戻って来た。今までと違うのは、吸われると「ツーーン」とした痛みとともに乳房の上の辺りが張ってきて、おっぱいが湧き出てくるようになったことだ。
私のおっぱいも、ようやく安定してきたのだと喜んでいた。

・・・が、しかし!!喜びもつかの間、9/28、またしてもおっぱいが詰まってしまった。今度は右の上側。初めて右が詰まった。マッサージの時、警告された通りになった。詰まった部分のしこりを触ると、硬くボコボコになっている。
夫は、初めて見るしこりに仰天していた。しかし以前のような激痛はなく、熱も出ていない。いつものように、患部を冷えピタシートで冷やして葛根湯を飲んで様子を見ることにした。

そして翌29日。娘に飲ませても一向にしこりは小さくならない。ちょっとマズいかなぁ・・・と思い、以前から行ってみたいと思っていた「桶谷式母乳相談室」に電話をした。幸い 次の日に予約できたので、明日マッサージを受ければ何とかなるだろうと 淡い期待を抱いていた。

夜になって、ふと「排乳口が詰まっているのだから、しこりを気にするのではなく乳頭を調べてみよう」と思い立ち、乳頭をよーーーく観察してみた。
つねったり、しごいたり、開いてみたりして、しばらく乳頭をいじっていると、何やら白い小さな塊があるのに気がついた。
はじめはゴミかと思ったのだが、どうも違うようだ。その時、私はひらめいた。

「もしや、これは・・・」
私は、その白い何かを爪で挟んで押し出そうと試みた。すると、なんと「ニュルニュル」と、小鼻の角栓のように白い棒状のものが出てきたのだ。
そして、その棒が抜けると同時に「ピューーーーッ」と、おっぱいが噴水のように勢い良く吹き出したではないか!!出るわ出るわ、しこりの部分から勝手にピューピューとおっぱいは出続ける。たまたまその様子を見ていた夫と一緒に、思わず歓声をあげた。
しこり部分を押さえると、おっぱいの勢いは増す。みるみるうちに しこりは小さくなっていき、あっという間に消えてしまった。見事にフニャフニャの乳房へ元通りだ。
吹き出したおっぱいは約70cc。溜まっていたおっぱいが全部抜けて、すっきり爽快だ。「ひえ〜・・・、なんだったんだ今のは!?」突然の出来事に、私はすっかり興奮してしまった。
あの白いものは、脂肪の塊だったのだと思う。冷やしたことで、乳腺を詰まらせていたドロドロの脂肪が固まり、栓となって現れたのではないだろうか。

こうして私は、詰まりかけたおっぱいの対処法をマスターした。その後、また詰まったが、同じ方法で解決できた。栓を抜いておっぱいが吹き出すのは、快感さえ覚える。
これからは、少々甘いものを食べて詰まっても大丈夫だ。治し方が分かっていれば、乳詰まりは怖くない。

最近のおっぱいは詰まることもなく順調である。ただし、あいかわらず分泌が良すぎてうつ乳状態になっている。いつまた詰まるとも限らない。出すぎるおっぱいも、それなりに苦労があるのだ。贅沢な悩みだけど・・・。

コメント

乳腺炎の対処法には4件のコメントがあります。お気軽にコメントください。

  1. 2008/9/16

    助かりました。
    昨日から乳腺炎で痛くて困っていたとき、この記事を読みました。私も同じように乳頭に角栓を発見。ピンセットでそうっと除去したところ、あふれるようにおっぱいが出て、しこりと痛み、赤みが一気になおりました。
    もう少しで病院へ行こうかと思っていたところでした。
    角栓は1-2mm程度の大きさで、コロンとしていて、粉ミルクが固まったみたいなものでした。
    ようく乳頭を観察しないと、見えませんでした。授乳後や、搾乳しているとき、しこりを圧迫したときなどに、角栓がよく見えるようになりますが、普通にしていると、ぜんぜん見えませんでした。
    このブログに助けられました~。
    今まさに、乳腺炎で痛くて困っている人にも、役に立てば良いなと思い、コメントしました。
    ではでは

    匿名

  2. 2008/11/6

    >匿名さんへ

    コメントありがとうございました!
    私の体験がお役に立ったようで嬉しいです。
    対処法さえ知っておけば、もう安心ですよね。
    私もこの方法を発見してから、ずいぶん気持ちが軽くなりました。

    娘は現在3歳です。1歳8ヶ月の時、断乳をしました。授乳していたあの頃が懐かしいです。
    授乳中は不自由なことも多く、身体への負担も大きいと思いますが、期間限定の特別な時間です。おっぱいとサヨナラするまで、
    おいしいおっぱいを飲ませてあげられるように、頑張ってください☆

    note2

  3. 2008/12/11

    助かったぁ

    詰まらせたのは二回め

    痛いと思ったらどんどんシコリが大きく苦しくなって旦那も心配してました

    ブログをみて早速お試し!ホントにピューっと気持ちよくでてスッとしましたありがとう

    ハピ

  4. 2008/12/12

    >ハピさん

    コメントありがとうございます。しこりが取れて、よかったですね!
    乳腺炎の予防には、粗食にして疲れを溜めないようにするのが一番ですが、赤ちゃんと生活していると、なかなかそうもいきません。外出も大変ですから、やはり自分で対処できるのは安心ですよね。

    母乳育児、大変なことも多いですが、おいしいおっぱいを飲ませてあげられるように頑張ってください。

    note2

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