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今しかできないこと〜小1問題対策〜

 

春から年少組に進級するにあたって、身の回りのことは一人でできるようにさせようと現在奮闘中だ。

「先を見越して、自分でできるように教育すること」について、真剣に取り組むきっかけとなったのは、保護者会での先生によるお話だった。
その先生は、普段お目にかかったことのない先生だったが、ものすごく深くていい話をして下さった。以下、先生のお話である。

〜みなさん、春からは年少さんに進級ということで、小学校にあがるのは、まだまだ先と思っていらっしゃるかもしれませんが、実はそう遠くはない話です。

「小1問題」という言葉はご存知でしょうか?

※小1問題=精神的に幼いために学級という集団活動になじめなかったり、学校生活のルールが理解できなかったりすることから、授業中に席を立って歩き回ったり、騒いだりする現象。2000年前後から都市部の小学校の先生の間で、教室の課題として指摘されるようになった。自分の意思で授業を放棄する学級崩壊とは異なり、家庭や地域社会のしつけが不十分な状態で育てられてきたのが原因とされている。

3/31までは保育園児として親が送り迎えしていたのに、翌日の4/1から小学校に入学すると、いきなり一人で全部しなければなりません。小学校というのは、子どもにとって『小さな社会』…そこに放り込まれ、いきなり「これからは全部ひとりでやりなさい」と突き放したら、子どもが不安定になるのは当然ですよね。ですから、今から少しずつ、お子さんが自分で出来るように教育してあげることが大切なのです。

実は、現在小5の息子が、かつて小1問題の張本人でした。椅子に座っていられない。学校を抜け出す、女の子をいじめる等、ブラックリストに載るほど本当に手がつけられない状態になってしまいました。原因は、親の愛情不足でした。私の仕事が忙しく、祖母に任せきりにして、かまってあげていなかったうえに、小学校にあがるなり、いきなり突き放してしまったんです。結局、落ち着くまでに4年かかりました。

現在、息子を育て直しています。毎朝出かけるとき、身体の大きな小5の息子をハグして送り出しています。傍から見れば、おかしな光景かもしれませんが、息子に必要だった時期にしてやれなかったスキンシップを、今しているのです。皆さんには、私のようになってほしくないので、お話しました。
親の愛情が特に必要な今の時期、どうかめいいっぱいの愛情を注いであげてください。そして、今から少しずつ、先を見越してお子さんが自分で出来るように教育してあげてください。〜

この実体験に基づく先生のお話は、言葉ひとつひとつに重みがあり、圧倒的な説得力があった。特にその日は流産を宣告された日で、感情的になっていたのもあり、私の心にズシーンと響いた。

保護者会が終わってから、思わずその先生に声をかけた。ご自身の失敗談をあえて話してくださったことに、感謝の気持ちをどうしても伝えたかったからだ。私は、このときの先生のお話を、きっと忘れることはないだろう。

娘のこと、私はちゃんとしてあげているのだろうか。娘がぐずぐずしたり、わがままを言ったとき、「早くして」「ちゃんとして」「言うこと聞きなさい」などと言うだけで、娘には何も伝わっていないのではないだろうか…。

私は、娘がやる気になるような方法を考える努力をしていないことに気づいた。

日々の忙しさに流されてはいけない。もう娘は、やる気になればやれる。こちらのやり方次第だ。

親として、ちゃんとしなければ。大切な娘のために、私も成長しなければならないと、強く思った。

育児,
2009年2月23日
  1. みずきち より:

    お母さんにとって難しい時期ですね。

    私が子どもの頃は、1人で何かをして、褒められて、嬉しくて、また褒めてもらいたくて自分で何かやろうって思っていた事を思い出しました。

    褒めてもらって嬉しい。

    理由はこれだけだったけど、やる気の糧になっていた事は確かです。

    ご自身の教訓を交えたお話は、業務的でなく心に響きますよね。

    こうやって、自分の失敗や教訓を周りの人に伝える。
    それがまた枝分かれしてたくさんの人の役に立ち続けて行くのは素晴らしい事だと思います。

  2. note2 より:

    > みずきちさん

    私の場合は、子どもの頃に褒められた記憶がありません。
    とにかく「怒られたくない」という一心でやってました(笑)

    だから私はできるだけ子どもを褒めて、子ども自身のやる気を育てたいと思っていますが、甘やかしてもいけないし。
    …うーーん、やっぱり子育ては難しいですね。

    親の私が欠点だらけなものですから、娘と一緒に私自身も育て直している感じです。

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