流産のこと 〜その後〜

母に話すと、とても驚いていたが、「お母さんの周りでも、けっこう流産してる人多いよ。」という。
たしかに、私の知っている限りでも流産経験者は5人いる。第一子を流産した後、3人の子どもを授かっている人。二度の流産を経験し、うち一人は6ヶ月で死産だったが、3人のお子さんに恵まれた人など、いずれも流産後でも赤ちゃんに恵まれているケースがほとんどだった。
先日、胎のうが見えてから、妊娠5週で流産し手術を受けた人に話を聞いた。麻酔をして処置をしたけど、麻酔が切れるとお腹の鈍痛がひどく、しばらくはその痛みと出血が続くそうだ。手術後も通院が続くので、痛みは和らいでも赤ちゃんのことを思い出して精神的に辛かったという。

「手術がなくて、よかったね。親孝行な赤ちゃんだったね。」と言葉をかけてくれた。

流産は特別なことではないようだ。特に科学的流産は、胎のうすら見えない段階の流産なので、少し重い生理だと勘違いして妊娠と気づかないケースも十分ありうるだろう。
流産の経験でもない限り、周囲の人はどんな言葉をかけていいのか分からないだろうが、私の場合は普通に流産を話題にしてもらって構わない。話すことで赤ちゃんの供養になると考えている。周りの人にも記憶してもらえれば、逝ってしまった赤ちゃんも喜ぶのではないだろうか。

街で妊婦さんを見かければ、こうやって赤ちゃんがお腹の中で育つことは、奇跡なんだとしみじみ思い、無事に元気な赤ちゃんが生まれてほしいと心から願う。「赤ちゃんを見るのは辛い」「うらやましい」「なんで私はダメだったの?」などとは思わない。あるのはただ、「赤ちゃんが逝ってしまった」という喪失感だけである。

供養として<妊娠検査薬とぬいぐるみを埋めた>という投稿を読み、私もそうしようと思って母に話した。すると意外にも母は大笑いして「なぁにそれ、そんな話聞いたことないよ!!まー好きにすれば?」と呆れたように言った。
妹も「飼っていたハムスターが死んだから」と、わざわざ実家へ亡骸を持って行き、庭に埋めたらしい。実家の庭には、母が長年飼っていた猫と、妹のハムスターが、すでに埋葬されている。「その間にでも、埋めたら?」とお許しが出たので、近々そうするつもりだ。

そんなわけで、私は至って元気にやっております。心も身体も健康ですので、皆さん、どうぞご心配なく。

今までと変わらずBaby Any* Anyをよろしくお願いします。

One Reply to “流産のこと 〜その後〜”

  1. 『赤ちゃんの事を話することで供養になる…』

    本気にそうなのかもしれません。
    私は、その話題から今まで逃げていました。思い出せば、その時の場面が鮮明に脳裏に浮かび、辛くなってしまうのが苦しかったからです。
    供養がまだまだ出来ていないと痛感しました。

    忘れないこと、逃げないこと、それが赤ちゃんに対する一番の供養ですよね。

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