出産や育児の あんなコト こんなコト

中耳炎の日々

娘はしょっちゅう中耳炎になる。1歳の冬に初めて中耳炎になってから、今まで何回耳鼻科へ通ったことだろうか。

風邪を引き、微熱があったり汚い鼻水が続いた後に、突然耳垂れを出し、親はびっくり!!というのがいつものパターンだ。中耳炎になると耳が痛いはずなのだが、娘の場合は耳を気にすることもなく、いつもと変わらない様子なので、早期発見が難しい。
耳鼻科は、家から歩くには遠く、かといって電車で行くとかえって遠回りになるという微妙な場所にある。そこで、ちょっともったいないがタクシーを使う。

行きつけの耳鼻科は、いつも混んでいる。小さな個人病院なのに、タイミングが悪いと二時間近く待たされることもある。先生はおじいちゃんで、とても優しい。「○○ちゃん、いいこだねー」と、娘の頭をなでながら、穏やかに診察は始まる。丁寧な説明で、初めて診察を受けたとき、私にも娘の耳の中を顕微鏡でのぞかせてくれ、耳の状態を模型を使って詳しく説明してくれた。子どもの鼓膜の切開など、他の病院ではなかなかやってもらえないような難しい処置も手際よくしてくれる。この丁寧な診察がゆえに、どうしても一人一人に時間がかかり、待ち時間が長くなるのだ。
はじめは、その待ち時間が苦痛で仕方がなかった。特に1歳の頃は、狭い待合室で長時間じっとしていられる訳もなく、ちょろちょろ動き回ってイタズラしたり、置物を触ったり、泣き出したり、おっぱいを飲みたがったりして、本当に生きた心地がしなかった。しかも、受付にいる貫禄のある看護婦さんの視線が厳しく、本当に肩身が狭かった。仕方なく、待ち時間は隣の公園で過ごし、ちょくちょく順番を確認しに戻っては、また公園へ行くの繰り返しだった。
あまりにも大変なので、病院を変えようかと真剣に悩んだこともあったが、何度か通っているうちに要領を得てきた。診察開始の9時には行き、待ち時間をできるだけなくす努力をした。そして隣の公園で朝食を取ったり、娘と遊んで時間を過ごした。慣れれば待ち時間も当たり前の感覚になり、気にならなくなった。今では娘も成長し、待ち合い室で絵本を読んで、静かに待っていられるようになった。先生も看護婦さんも、娘の名前を覚えて下さって、すっかり顔なじみの患者となった。肉体的にも精神的にも、本当に楽になったと思う。

娘は耳のお医者さんへ行くのが大好きだ。先生からごほうびのシールをもらえるし、公園で遊べるからだ。以前、朝食にコンビニのたらこおにぎりを食べさせたら、とても気に入ったらしく、行くと必ず「おにぎり、たべるー。たらこがいいー」とおねだりをされ、毎回おにぎりを買って公園のベンチで食べる。

診察を終え、薬局で薬を処方してもらった後、ひとしきり公園で遊んでからタクシーで保育園へ向かう。病院からの行き帰り、タクシーに乗るといつも思うのだが、チャイルドシートとまでは言わないが、子供用の椅子があったらいいのにと思う。

発症した週は3日おきに経過を見てもらうが、その後は1~2週間おきに通い、完治までには大体2ヶ月ほどかかる。しょっちゅう中耳炎になるので、母が「将来的に耳の聞こえが悪くなることはないの?」と心配していたが、先生に質問したら、そんなことはないと言われ、安心した。

余談だが、今日、娘を迎えに行ったら、先生にこう言われた。
「今日、園庭で遊ぶ予定だったのですが、お部屋で遊びたかったらしくて
○○ちゃん、まだちゅうじえんだから、いけないの』と言ってましたよ(笑)」
もう中耳炎、とっくに良くなっているでしょー!?
さらに『○○ちゃん、まだオエッてなるから、お外いかなーい』って言ってたこともあるらしく…

最近言い訳が巧みになって、ますます手強くなってきたぞ。

育児,
2008年12月21日

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