出産や育児の あんなコト こんなコト

流産

流産のこと 〜その後〜

母に話すと、とても驚いていたが、「お母さんの周りでも、けっこう流産してる人多いよ。」という。
たしかに、私の知っている限りでも流産経験者は5人いる。第一子を流産した後、3人の子どもを授かっている人。二度の流産を経験し、うち一人は6ヶ月で死産だったが、3人のお子さんに恵まれた人など、いずれも流産後でも赤ちゃんに恵まれているケースがほとんどだった。
先日、胎のうが見えてから、妊娠5週で流産し手術を受けた人に話を聞いた。麻酔をして処置をしたけど、麻酔が切れるとお腹の鈍痛がひどく、しばらくはその痛みと出血が続くそうだ。手術後も通院が続くので、痛みは和らいでも赤ちゃんのことを思い出して精神的に辛かったという。

「手術がなくて、よかったね。親孝行な赤ちゃんだったね。」と言葉をかけてくれた。 (さらに…)

流産のこと 〜赤ちゃんへ〜

結局、腹痛は3日間、出血は5日ほど続いた。2/9に再び病院へ行き、血液検査と内診をした。血中のhCGの数値は4,5mIU/mlに減少していた。子宮内もきれいになっており、手術などの処置はなかった。それまで高温を保っていた体温も、下がりつつあった。そして「今回は、流産です」と改めて宣告された。

「初期の流産は15~20%の割合で起こります。すでにお子さんは一人いらっしゃいますし、また妊娠できると思います。次の妊娠は、3回生理が来てからにした方がいいでしょう。」と、先生は私がネットで調べた通りの内容を告げた。

やはり、あらためて「流産」と言われると、分かっていても辛いものだ。でも、事実のみを淡々と告げる先生で、かえって良かったとも思った。うまい慰めの言葉などかけられた日には、その場で泣き出してしまいそうだったからだ。 (さらに…)

流産のこと 〜娘との会話〜

娘に、なんて言おうかな。がっかりするだろうな。それに、娘の顔を見たら、緊張の糸が途切れてしまいそう…そんな事を考えながらクラスにお迎えに行った。娘は私を見つけて笑顔で駆け寄ってきた。娘に飛びつかれた瞬間・・・・

やっぱりこみ上げてくるものがあって、平静を装うのに必死だった。

帰り道、私は娘に話した。「あかちゃん、いなくなっちゃった」
すると娘は驚いた顔をして、「えっ!あかちゃん、いるよぉ」と言った。

私「ううん、あかちゃんね、もうママのおなかの中にはいないんだ。ごめんね」

娘「ええーーーー、どうしていなくなっちゃったの?」

私「どうしてだろうね。わかんないけど、またいつか戻ってきてくれるように、お祈りしててね」

娘「あかちゃん、いなくなっちゃ  いやだぁ」娘は、とてもさみしそうだった。

私「ごめんね、ママもさみしいよ…」

そう話しながら、私は娘の手をぎゅっと握った。

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流産のこと 〜病院へ〜

翌朝になっても、まだ出血は止まらず、腹痛も続いていた。
これって、もしかして妊娠してなくて、ただの生理!?でもなぁ…妊娠検査薬は陽性だったし。分からない…。どのみち、病院に行けば分かるだろう。覚悟を決めて病院に行った。待ち時間の間も、腹痛が辛くて椅子に座りながらも半分うずくまるようにして、痛いのをこらえていた。

ようやく順番が来て、診察室に入ると若い男の先生だった。事情を話すと、さっそく内診が始まった。ああ、この感じ。。。娘の時の事を思い出して、懐かしさと同時に、これで審判が下ると思うと緊張した。
先生は無言で診察を進める。内診と超音波検査を終えて、先生のお話が始まった。先生の手元には、子宮内の超音波写真があったが、そこには何も写っていなかった。

先生「いまの段階では赤ちゃんの袋が見えないですね。週数的には6週に入っている時期なので、袋が見えているはずなんですが。何もないということは、もしかしたら科学的流産で、すでに赤ちゃんはいなくなってしまったか、あるいは子宮外妊娠の可能性があります。」

私「妊娠してなくて、ただの生理っていうことはありますか?」

先生「いや、それはないです。妊娠検査薬で反応があったということは、妊娠ですね」 (さらに…)

流産のこと 〜妊娠発覚〜

2009/2/9、私は流産した。
科学的流産」という、ごく初期に起こる流産だった。

1月末、いつもなら生理予定日の2日前には体温が下がり始めるのに、今回はまるで下がる気配がなかった。何となくムカムカするし、これはもしかしたら…と思い、生理予定日から2日後の1/28、妊娠検査薬を使ったところ、うっすら陽性が出た。待望の第二子を妊娠したのだ。嬉しさのあまり、娘にも「赤ちゃんがお腹にいるんだよ」と話した。「え!あかちゃん?やったー」娘も、あかちゃんが出来たことを、とても喜んでくれた。「でも、まだ誰にも話しちゃダメだよ」と言い聞かせた。娘は「うん」と頷きながらも、ことあるごとに私のお腹を触って「あかちゃん、いる?」と何度も確認してきた。

一日も早く病院に行きたいが、あまり早い時期に行っても判断がつかないだろうし、心音が確認できる7週目~8週目あたりに行けばいいかと余裕に構えていた。この分だと、予定日は10月だ。また仕事を減らして、産後はいつから復帰できるだろうか…などと、色々な妄想をめぐらせて、赤ちゃんが育っていることを信じて疑わなかった。

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